大手法人機械対策課SH@CKの新台講座「S聖闘士星矢SP」

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【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座

今週は1月7日導入開始予定「S聖闘士星矢海皇覚醒SP」（三洋）全国20,000台予定

5.5号機最高峰とも言われ、今もなお好評稼働中となる「聖闘士星矢～海皇覚醒～」のリメイク機種が6号機で早くもリリース開始！地域によっては非常に大きいマーケットを構築している機種だけに本機の運用には注意が必要と言えるだろう！
そんな本機は下地となっている「聖闘士星矢～海皇覚醒～」との比較をするのが分かりやすいだろう。

項目	聖闘士星矢～海皇覚醒～	S聖闘士星矢～海皇覚醒SP～
RUSH純増	ART2.0枚	AT2.8枚
50枚ベース（設定①数値）	45.3G	51.6G
出率	①97.8%～⑥113.1%	①97.7%～⑥107.1%
RUSH突入時期待枚数	約1,350枚	約1,400枚
RUSHタイプ	ゲーム数上乗せ	セット数上乗せ（20G～100G）
GB天井G数（最短・最長）	536G・999G	136G・736G
筐体色	青赤色	黄金色
不屈ポイント	RUSH突入まで蓄積	GB毎にRUSH抽選優遇の為に放出

細かな変更点として、通常時は有利区間の影響で“ポイント蓄積”が困難となるので、1度のGB当選までに『GB勝率昇格抽選』や『不屈ポイント消化』の必要性がある。その事からGB後のCZ『不撓不屈ゾーン』などのRUSHへの抽選契機が追加されている。
RUSHは特化ゾーンスタートとフローは同じではあるが、『12GのSTタイプ』となりセット上乗せで再度12Gがセットされ、『黄金聖闘士』などの特化ゾーンなどでセット継続させる仕様となっているのだ！そして、継続回数が12セットへ到達すると『千日戦争：20G固定LOOP70%～99%』へ移行し、有利区間完走まで本シリーズのラスボス・ポセイドンとのバトルが継続する仕様となっている！

率直に本機と前作を比較すると、演出全般は踏襲した作りにはなってはいるが「出率」「通常仕様」「RUSH仕様」「RUSHフロー」のスペックが大きく異なる点が多い事から中身は全く異なる仕様と言えるだろう！

演出においては、前述したように前作を踏襲したものとはなっているがスペック（内規）が大きく異なる事から、追加演出やセット継続バトル時の展開によってゲーム数が変化する演出など、大きく変化したと言えるだろう！

本機「S聖闘士星矢海皇覚醒SP」の訴求ポイントは『コンテンツ』に尽きるだろう。前作との比較が否応なくされるだろうが、ゲーム性を含むスペック差では非常に劣る可能性が高いのが現実である。前作が『GB継続率』『不屈PT』を“蓄積させるゲーム性”で、『RUSHロング継続』によりRUSH滞在時間が長期になり“仕様として”遊技時間が長くなる機種であり現在の大ヒットに繋がったのは言うまでも無い事だろう。
それに対して、本機はGB天井が前作よりも低めな事に合わせ、内規の兼ね合いのため通常時の“蓄積”や“RUSH”が有利区間の制限を受ける事で遊技スタンスが全く異なる。その点は“前作ファン”にとってのニーズとは大きく異なる可能性が高いだけに訴求ポイントとして注意が必要と言えるだろう。

本記事をもって2018年の「新台講座」は最後となる。今年は時代変革の初期として時代の駒を進めた一年となった。来年2019年は時代変革の『過渡期』となり、装置事情に大きな変化をもたらす事だろう！

来年はより一層、業界活性化に少しでも役立てる内容をお届け出来ればと思う！
それでは皆様、良いお年をっ！！