大手法人機械対策課SH@CKの新台講座「S戦コレ」

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【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座

今週は11月19日導入開始予定「S戦コレ！[泰平女君]徳川家康」（KPE）全国10,000台予定

 「戦コレシリーズ」最新作が新内規でまたもや早々に登場！戦コレ＝“時代の先駆”的なポジションに寄っているが、幅広い層が遊技するキッカケになっていくのは強みの一つとなるだろう。6号機AT第一弾としてリリースされた「HEY!鏡」は6号機の特徴を活かした仕様もあって記録的なヒットとなり、本機に関しても「HEY!鏡」に近い仕様となっている。そんな本機は人気キャラである徳川家康をメインとした「戦国コレクション」のスピンオフコンテンツとなり、登場キャラは全て女性キャラクターに統一するなど“萌え系要素”を強化した仕様となっている。

本機のスペックは高純増AT機となっており、『1Gあたり純増約3.5枚』『50枚ベース約48.9G』となっているのだが、本機は“メインRUSHオンリー仕様”となっているのでいわゆる“突破型”では無い。更には、RUSH初当り確率は『①1/309.3～⑥1/218.2』と非常に軽い仕様となり、“大当り確率もベースも高くて、ATは高純増な機種”である！だが、機械出率は『①97.5％～⑥112.0％』と決して激甘の機種では無いので、RUSH突入時の期待枚数が若干抑えられている仕様となる。とは言え、本機の“設定⑥”は出率数値で言えば「HEY!鏡」と同数値となり新規則の現試験状況から考えれば良く通ったと言えるもの。本機の設定⑥が『ゴッドレジェンドモード』と表されている理由は、現市場において最高峰とされている「バジリスク絆」を越える“勝率99％”を誇る点にある！ゲームフロー的には周期のゲーム性となり『1周期：40G+ジャッジゲーム』毎に季節が進み、4周期1シーズンとなり『天国モード』時にはこの地点で当確となる。当然天井も搭載されており、16周期4シーズンで到達となるのでおおよそ750G程で到達となるのだ！
RUSH仕様はシリーズお馴染みの『SETシナリオ（30G/SET）』となっており、「戦コレ3」同様にSETストックにて伸ばしていく仕様となっている。

本機のゲームフローは同社の「G1優駿倶楽部」のような『育成フロー』となる。育成はAT突入期待値となる『カードレアリティ』とAT突入時の継続シナリオ期待値となる『ガチャ（モヤイ像）』を小役等で積み上げて行くもの。季節によって『カードレアリティ』や『ガチャ』のいずれかの育成が優遇されるなど異なるのだ！そして、RUSH『戦国タイム』の演出は任意で選択可能なのだが、これも含め“どこかで見た事あるような…”演出が目白押しで、パチンコ好きなら刺さる演出が豊富に搭載されている！

本機「S戦コレ！[泰平女君]徳川家康」の訴求ポイントは『6号機萌え系AT機第一弾』となるだろう！幅広い層への訴求をしていきたい所ではあるが、本機の仕様が“萌え”に非常に寄っている点や、「HEY!鏡」をコンテンツ的に遊技していない層へ訴求する方が、育成状況にある「HEY!鏡」へ与える影響も少なく済むであろう。本機のスペック訴求はターゲット層から多くを語る必要性も無いかと思われるが、「HEY!鏡」同様に天井性能などが優遇されている点や、逆に「HEY!鏡」とは異なり6号機規定の“2,400枚”へは天井当選からも到達できる仕様などは訴求できる地域では行うべきだろう！そして、「HEY!鏡」のおかげで“6号機”の印象が“良いもの”に位置付けられている今だからこそ、全面的に『6号機』を推し出していくべきであろう！

本機の注意点は“高純増でも低RUSH期待値”となる事。“遊び易い”仕様となっているので「戦国コレクション2」「攻殻機動隊」同様に1回のATでの期待値が低めな機種であり、ゲーム数など狙い目のある事から同様の活用が望ましいだろう。本機の導入時には認定切れで「攻殻機動隊」が市場から撤去されているはずなので受け皿的役割を担うのも一つかもしれない。いわゆる“ハイエナ機種”のカテゴリーとなる可能性も高いので、レイアウトは回遊を意識して作るべきだろう！

 “6号機”には否応なく将来を担ってもらう必要があり、「HEY!鏡」から良いスタートを切れたのは業界にとって幸いである！ただ難点であるのは保通協の通過率の低さだが、作りの甘い機種が市場に出て新規則機に悪い印象が付くのは避けたい所である。メーカー側もそこを理解しているからこそ作り込みをしっかりしているからこその通過率となっているのだと思われ、ホール側は良い機種を見極め適正な営業を行う事が業界の将来に繋がるだろう。