大手法人機械対策課SH@CKの新台講座「Sボンバーパワフル3」

2019.04.22 / 連載

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【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座

今週は5月7日導入開始予定「Sボンバーパワフル3」(SANKYO)全国8,000台

本機開発メーカーの代表キャラとしてパチスロの初代は4号機でデビューを果たし、2作目は5号機と各時代でリリースされてきたシリーズの最新作が遂に6号機でもリリース開始!本機は初代のストック機を意識した作りとなっており、演出などは特に初代を遊技した事のあるユーザーには懐かしさを感じる事の出来る仕様となっている。

そんな本機のスペックは純増3.2枚/GのAT機となっており、ベースは約49.4G/50枚となる。通常時はCZ「シャッターチャンス」を経由するのがメインフローとなり、CZ抽選は「小役により獲得出来るポイントの1,000pt到達」「レア役直撃」「ゲーム数テーブル」となっている。特に「ゲーム数テーブル」には明確な狙い目が存在し、当該ゲーム数到達で抽選を行う仕様で「300G:21%」「600G:43%」「900G:100%」となっている。900G到達時は“成功確定CZ=AT当選”と天井の役割を果たし、その他にもCZ失敗を重ねる程に期待値が上がる事に加えて「CZ回数天井(5回)」も搭載されているのだ!ATは疑似ボーナスからスタートし、ボーナス中の抽選にてRUSH『パワフルタイム』へと突入する。『パワフルタイム』は「25G/SET」をループ率とストックにて継続させる仕様となっており、継続率は66%~90%の5段階。ストック込みの継続率は平均で85%で、1SETのゲーム数こそ25Gと少な目ではあるがRUSH期待値は500枚OVERの荒い仕様となっている!RUSH継続時はCZとなる『シャッターチャンス』を経由し、最大10Gのインターバル後に次セットへ繋がる仕様。

演出においては、冒頭でも記載した通りに初代を意識した作りとなっており、通常ステージの演出は「初代そのまま」と感じる仕様に。シリーズ代名詞の『シャッターチャンス』が本機のゲーム性上では期待値そのものにもなり、『色』『展開』などが期待にリンクした演出として非常にシンプルな作りとなっているのだ!

本機「Sボンバーパワフル3」の訴求ポイントは『コンテンツ』に尽きるだろう。スペック仕様が「ポイント」「ゲーム数」などハイエナ要素が強いため若年層の流入が、コンテンツターゲットの中高年齢層に対してはマイナスに働く可能性に注意が必要だ!ただし、『RUSH平均継続率85%』などの訴求しやすい点もあるので、その程度で抑えるのも必要だろう。それかリスクはあるが、全ユーザーに『ヤメ時注意!』のハイエナポイントの訴求をするのも言い方を変えるなどすれば一つの手法になる!

先週末に全日遊連から発表された「旧規則機の取り扱い」について、昨年2月に施行された規則改正後の「認定みなし機の猶予期間」として本年内の撤去が決議された。それに合わせ、「旧規則の猶予期間」2021年2月以降の可能性が摘まれた事になった。こうなると現市場で噂になっている『旧規則認定取得』に期待する声も大きくなると予想されるが、そちらの方が余程無理のある事だと考えられる。認定は各県警が受理するものであり、現時点で旧規則の検定を拒否する県警も出始めている事に合わせて、『前倒し認定』を取得した分だけ損してしまうような事を行政がするとは到底思えない。そして前倒し認定は規則改正前に行ったことが大前提である以上、現規則の基準から外れる旧規則を認定することは法律に抵触するのが道理である。この点を踏まえると本機を含めた新規則機への“代替”の役割は大きくなり、メーカー開発の迅速かつ高品質な機械作りに業界を委ねる事となったのは言うまでも無い事だろう。

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