大手法人機械対策課SH@CKの新台講座「Sチェインクロニクル」

2018.10.01 / 連載

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【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座

今週は11月4日導入開始予定「Sチェインクロニクル」(サミー)全国10,000台予定

「S HEY!鏡」に次いで6号機の2機種目となる高純増AT機がリリース開始!コンテンツとしては自社版権ともいえる『セガ』からリリースされたスマートフォン向けオンラインカードバトルRPGとなっており、2017年にはアニメ放送など幅広いメディアミックス展開が行われているものとなる。同社機では「戦場のヴァルキュリア」に近い扱いのコンテンツと言えるだろう。

そんな本機のスペックは高純増AT機となっており、『1Gあたり約4.0枚純増』でありながら『50枚ベース約39G』と数値上ではメリハリのある仕様となっている。が、このベース値には規定機械性能とする為の“僅かに減るボーナス(約60G)”が搭載されており、高確率で訪れる入賞可能なゲームにて外す必要がある。過去に他社機であった「サイレントヒル」「ガン×ソード」のように基本的な小役フローの打ち方をしてさえいれば入賞する事は無い仕様となっている!
通常時は『周期ポイント抽選(1周期333pt)』となっているのだが、周期といっても周期途中でもAT当選へのメインフローであるCZ(義勇軍QUEST)への抽選は行われており、あくまで周期内の途中で“CZ当選”が行われなかった際に『333pt到達天井』の恩恵が受けられるものになっているのだ!賛否ある仕様ではあるが、周期回数による優遇なども無いので、ゲーム数などによる【打ち時・ヤメ時】は存在しないものとなる。当然ながらAT当選の天井は存在しないが、周期による天井到達時には約50%でCZ当選が期待出来る仕様となっているのだ!

ATである『チェインクロニクルチャプターズ』は終了後に『義勇軍QUEST(CZ)』へ突入し、再突入をジャッジする仕様となっている。そのCZでの当選期待値を上げる事がAT中のゲーム性となっており、原作を踏襲した、所持しているカードの期待度が継続期待度となる仕様となっているのだ!
と、言葉を重ねてはいるものの本機のゲームフローは非常に難解な作りとなっている事から、説明が伝わっているのか些か不安である……。そこで、新機種紹介記事ではあるまじき行為であるのは重々承知ではあるのだがフローについてはメーカーHPでの確認を推奨したい(汗)

https://www.sammy.co.jp/japanese/product/pachislot/2018/chain_chronicle/

演出においては、原作ゲームがベースとなっており3Dのデフォルメキャラの世界観そのものがメインとなる!ゲームフローの仕様も相まって他社機ではあるが「スゴスロ」に近い雰囲気があり、通常・AT共にポイント加算の演出がメインとなっている。
本機の見所が出玉期待度に関わるカードを獲得できる『絆ガチャCHANCE』だ。これは原作ゲームでもポイントとなる演出なのだ!

本機「Sチェインクロニクル」の訴求ポイントは『6号機第二弾高純増AT機』となるだろう!スペック・フローについては、過去実績の少なめである“周期”“天井非搭載”“3Dデフォルメキャラ演出”“ポイント管理フロー”“通常目押し要素”など懸念点の多い機種である点を考慮した訴求が効果的となるだろう!そして、自社版権ならではの強みでいえば『ツインエンジェルカスタム』などが『マイスロ機能』により可能となっており、ユーザーや地域を選ぶ訴求ポイントにはなるが活用出来ればロイヤリティの高いものとなるだろう!

本機の注意点はなんといっても『僅かに減るボーナス入賞』となり、不用意に入賞する事はユーザーに取ってはマイナス要素でしか無くユーザーの質によっては悪戯として使用されてしまう事も考えられる!藪蛇となる可能性もある事から十分に注意を払うべき事だろう!

年末に掛けて高純増AT機の6号機がリリース予定となっており、業界的には直近の高射幸性機対応から2021年問題など新規則機の活用がマターとなっている以上は本機に於いてもユーザーニーズがある事に期待したい!

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