大手法人機械対策課SH@CKの新台講座「P蒼穹のファフナー2」

2019.01.15 / 連載

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【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座

今週は2月4日導入開始予定「P蒼穹のファフナー2」(三共)全国10,000台予定

昨年8月にリリース開始された新規則機『P型式』は、現実的にあまり良い印象を残す事が出来ていない状況にある。だが、それは3つの大きな理由が存在すると言える。

①比較的ユーザー数の少なめなライトタイプが主流の販売であった
②基本的に過去に別スペックが販売されたタイトルが多かった
③メーカー事情として販売機種の確保の為に適合率の高い低性能機種が多かった

このような理由から『P型式』の印象があまり良いモノではないだけで、上記の条件に該当しない機種は昨年度の「P鬼武者」のみであり、実績としては悪くないモノと言えるだろう!そして本機においても①②には該当しない機種となる事から一定の実績に期待したい!!

そんな本機のスペックは実質初当り確率約1/199.7のライトミドルタイプなのだが、「うしおととら」「犬夜叉」のように小当りからの役物によるV確入賞がメインの大当りルートとなる。このV確入賞までは通常スタート入賞口から『小当り確率:約1/59.9』を成立させ、その後に『役物確率:約1/3.33』をクリアする事で初当りとなる!
大当り振分は『特図1:3R(約360個&時短1回)約96.2%・9R(約1,080個&時短1回+残保留1回)約3.8%』『特図2:3R約43.9%・9R約56.1%』となり、特図2の当選後には必ず『時短1回+残保留1回』が付与される。

本機の時短回数は、役物による抽選回数を意味しており、特図2からの役物確率は時短1回につき約55%になる。その事から本機の仕様は、初当り時のほとんどは3Rの時短1回であり、その時短1回(約55%)を突破させた後は『約55%×2回=約80%』になるという高継続機だ。
ただし、本機の役物は6つ穴の回転体となっており、小当り時に『ハズレ穴を何個・どの箇所を埋める』のかを抽選している事から純粋な役物確率にはならない仕様となっているのは他役物機と大きく異なり本機の一番の特徴と言える!

演出面においては、役物V入賞が大当りのメインとなる事から高確率中の小当り当選まではあっさりとしたものになっている。大当りの抽選となる役物抽選時の演出は『ハズレ穴を埋める』事による大当り期待度の上昇がメインの演出となり、撃破対象である『フェストゥムパターン』や『仲間サポートパターン』などコンテンツを活かした豊富なパターンが存在する!

本機「P蒼穹のファフナー2」の訴求ポイントは『P型式最新機種』&『スペック』となるだろう!
コンテンツ力が業界内で特段強い訳ではない事から、スペック重視の訴求が効果的になる。しかし『P型式』の印象を少しでも良くする為には真新しさを感じてもらう事が重要であると思われ、その「真新しさ」の訴求は積み重ねて行くべきだろう!
内規緩和の流れにより2月以降の機種は『65%以上の継続率』となっているだけに、スペック訴求は地域差に注意すべきだが、業界的には堂々と謳う事が可能となっている。『RUSH継続率約55%×2=約80%』を謳う事は『P型式』に許された特権のようなものでもあるので、節度を持って取り組むべき事項と言えるだろう!

本機の運用にあたって注意すべき点は『不正遊技』だ。前作のようにタイミング打ちなどの対策は強化されているようだが、役物系機種では絶えないゴト行為に十分に注意が必要と言えるだろう!
二段階に分けられている役物抽選『①ハズレ穴埋め抽選』『②V入賞抽選』において、②のセキュリティは非常に強いとの事だが①についてはセキュリティの程度が確認をとれていない状況にある。①では「どの箇所が埋まるか」によって大きく大当たり期待度が変化するものとなる事から警戒しておくべきだろう!そして、小当り時の役物入賞アタッカーの開放がシビアになっている事から、遊技フローと玉飛びなどのメンテナンスにも合わせて注意をしてもらいたい!

本機は『P型式』ではあるものの設定機能は非搭載となるが、前述した内容から将来的にこれから多く市場にリリースされる『P型式』の印象が少しでも上がる事に期待したい!

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