大手法人機械対策課SH@CKの新台講座「P沼」

2018.11.19 / 連載

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【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座

今週は12月3日導入開始予定「P沼」(高尾)全国10,000台予定

業界コンテンツともいえる『カイジ』の原作において好評を博し、業界的にも心待ちにしていたリアルな『沼』が遂にリリース開始!本機は「P新鬼武者」に続き新規則機では初のスペックで、「餃子の王将」や「綱取り物語」のような『一発電役機』となる!

そんな本機のスペックは前述した通りに新規則では初となる電役の一発台なのだが、“玉の動き”のみで大当りを決定する「天龍∞」等とは異なり、デジタル抽選までの過程を“玉の動き”で行うものとなっている。『カイジ』の『沼』といえば、原作ファンからすれば単純に“玉の動きのみ”と言った感覚を持たれるかと思われるだろうが、本機のデジタル抽選の部分は当否の表現を液晶やセグを使用する事無く、クルーンを使用した表現となり、原作さながらなものとなっているのだ!さらには、新規則の利点とも言える「設定機能」が搭載され、一発台でありながらある意味『カイジ』っぽい作為的な点が多くある仕様となる!設定要素は最終的なデジタル抽選の確率となり『設定C:1/15.9・設定B:1/13.5・設定A:1/9.9』の「ABC」3段階となり、一発台としては大きな確率差が設定されているのだ!当然一発台となるので大当り時には『約4.836個』の払出玉数となり、獲得玉数は『約4,300~4,400個』となるのだが、この大当り中にも設定差がある。本機の大当りは『2R×62回』で構成されていて、この2R当たりの抽選も『C:1/12.7・B:1/10.8・A:1/7.9』となり、気にならない程度ではあるが設定差によりラウンド間のインターバルに時間差ができ獲得出玉にも若干の差が生じるものとなっている。そして、本機には大当り終了後に『ラストチャンス』という保留連システムも搭載されており、当選時はもう1セット『約4,836個』が付いてくる。さらにおまけ的な抽選にはなるが、通常時の抽選の一つとして突如発生する可能性がある『沼攻略チャンス』も存在し、発生時の期待度は25%と大いに期待出来るチャンスも搭載している!

演出面においては原作の世界観を活かしたものとなっており、「役物」と「1&2段目クルーン」の見た目は原作そのもの。最終抽選となる「3段目クルーン」の演出に関してはリアルな玉とクルーンを使用した原作さながらの演出となっている!あくまで見た目上の話だけではあるが、一発台でありながら再現度は高いものとなっており、“玉の動き=運”の要素は良い意味で感じさせない作りは原作ファンには納得ものだろう!

本機「P沼」の訴求ポイントは『リアル沼』となるだろう!多くのシリーズがリリースされてきた『カイジシリーズ』での作中演出でも馴染みがあり、液晶機種で「沼」もある事から多くの説明は必要なく、『カイジシリーズ』の『リアル沼』というパワーワードのみで十分となるだろう!どうしてもユーザー目線からすると「新規則機」=『性能が低い』という認識をされがちではあるので、パチンコに関しては大きく性能が異ならない点のアピールは将来的にも行うべきであるので稼働の妨げにならない程度で取り組むべきと言えるだろう。

先日より先行で稼働開始された、新規則機初ハイミドル機となる「P新鬼武者」も現在絶好調との事を耳にしており、差玉に関しても6万発が目撃されたとの事だ!今回の「P沼」に関してもいえる事なのだが、「新規則機」=『低性能』という印象を払拭する事は業界にとって非常に重要な事となる。例年通り全国的に行政による“秋の取り締まり強化”が日に日に増している昨今で広告規制と旧規則機の取締りが特に目立っており、近い将来の営業において『新台入替』は集客として一段と重要になる。商品となる機種は時代が加速的に進みだしている事を考慮するとリリースされる機種にユーザーニーズを向ける事は業界マターとなって来ている!本機については、初スペックとなるので新規則のイメージ払拭に期待したいところだ!

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