大手法人機械対策課SH@CKの新台講座「Pゴッドイーター」

2019.03.18 / 連載

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【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座

今週は4月8日導入開始予定「Pゴッドイーター-ブラッドの覚醒-」(サンセイ)全国15,000台

『ゴッドイーター』シリーズといえば今もなおパチスロ旧基準機で貢献している機種であり、初代のリリースから4年以上を経て初のパチンコ化となった。本機は新規則機で初となる継続率制限緩和されたハイミドル機で、さらにライトミドルとの2スペック同時リリースとなる。GW商戦はもちろんの事、今後のパチンコ市場モデルの一端として動向に注目したい機種だ!

そんな本機のスペックはV確1種2種混合機で、RUSHは『電サポ1回+残保留1回』の「シンフォギア」タイプ。そして、本機の一番の特徴となる『即連&高継続率』は「ダンバイン」に近い感覚と言えるだろう!

詳細スペックは2SPECを比較して説明する。

項目 ハイミドル ライトミドル
初当り確率 約1/319.68 約1/199.80
RUSH中当選確率(1回転の当選期待度) 1/1.43(70%) 1/1.56(65%)
設定機能 非搭載 非搭載
RUSH突入率・継続率(残保留含む) 51%・91% 60%・87.2%
左打ち時大当り払出出玉・比率 約1,000個(10R)100% 約720個(10R)100%
右打ち時大当り払出出玉・比率 約1,000個(10R):15%
約700個(7R):15%
約400個(4R):70%
約720個(10R):10%
約500個(7R):20%
約290個(4R):70%

以上のようにハイミドルは継続率制限が緩和されているが、ライトミドルは65%以下の中に収まっている。スペック差として継続回数や期待出玉など詳細数値で大きな差があるものの、表面上の数値では確率差程度しか感じないものとなっている。
市場導入のメインはハイミドルとなり、地域によってはライトミドルの導入が制限されているのだが、ターゲット層が比較的若年層への寄ると予想される事からライトミドル帯のニーズにも注意が必要となるだろう!

演出面において、何といっても本機最大の特徴となる『即連』をセールスポイントとした「10カウントチャージ」が重要で、大当り終了後から始まる10カウントで1回転目が完結し、実際に大当りのインターバルが10秒となるものだ!
1回転あたりの当選期待度(それぞれ70% or 65%)でこの〝10秒即連〟が発生し、2回転目は復活演出でのジャッジとなるのだが、純粋に発生確定の復活演出が70% or 65%もある機種など過去には無いだろう。この演出により高継続率をより体感出来る仕様となっている!
さらに右打ち消化中にもこぼれ玉が発生しづらい仕様で、ハイミドルの10カウントチャージ連中は絶えず払い出しが発生しているような出玉演出になっている。演出ベースはシリーズ作「ゴッドイーター2」が題材だ。

本機「Pゴッドイーター-ブラッドの覚醒-」の訴求ポイントは『スペック』となるだろう!RUSH継続率『91%・87.2%』は内規緩和として認められた内容なので、「Pエヴァ暴走」同様に原則的に使用は問題無い表現であり、『65%』で溢れていた市場にインパクトを残せるだろう!ただ、厳密に言えばライトミドルの保通協通過は制限中の時期であったとの事なので注意が必要かもしれない。
そして「10カウントチャージ」は現在でも根強い人気のある「ダンバイン」ユーザーが反応する内容だと予想されるので訴求は確実に行うべきだろう!

コンテンツに関しては「モンハン」ほど幅広い層からは支持されていないコンテンツだけに、ハイミドル帯のメインユーザーである中年層以上の遊技意欲を阻害しない為にも地域によって訴求バランスに注意が必要と言えるだろう!
そして過去機種では例を見ない〝無双感〟をユーザーは感じることができ、高継続STタイプと違いRUSH中に『バトル敗北演出』発生は終了時のみ。この無双感こそが本機のフロー・演出の特徴とも言える!

新規則機ハイミドルの市場導入が非常に限定されている状況が続いている。そんな中で「設定機能搭載ハイミドル」となると普及するまでさらに時間が掛かる事が予想される。現状では「旧規則に勝る」ポイントをもつ本機のような希少な機種が市場を牽引していくだろう。そしてその希少な機種の牽引自体が2021年問題対応に大いに役立つ事から、本機が貢献出来る遊技環境の提供など、各ホール様の運用に期待したい!

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