大手法人機械対策課SH@CKの新台講座「HEY!鏡」

2018.09.09 / 連載

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【月曜】大手法人機械対策課SH@CKの新台講座

今週は10月1日導入開始予定「アメリカン番長 HEY!鏡」(大都)全国27,000台予定

2018年2月に規則改正が施行され、遊技機の仕様が大きく変化する事が決定した。お盆明けには『設定付きパチンコ』が導入開始され、遂に『6.0号機』の導入が開始される!
どのような市場結果となるかは分からないが、新規則機に期待を寄せるのは『4号機ストック機』以来ではないだろうか。スペック仕様もさる事ながらスロット市場に2万台以上もの規模で新台として導入されるメイン機は2017年9月に導入された『北斗の拳 新伝説創造』以来となり、市場全体の盛り上がりにも期待したい!!

そんな本機のスペックはAT機。メーカーサイドの自主規制が新規則施行で緩和されたことにより4号機ぶりの『1ゲームあたり純増5.0枚』を実現した超純増ATとなっているのだ!単純計算で時速4,000枚OVERという仕様なのだから、4号機時代を体験した事のないユーザーからすれば未知の世界だ!
50枚ベースは49Gとなり、出率は『①97.9%~⑥112.0%』。
通常フローは「北斗転生」の『あべしシステム』に近い作りで、本機は『HEYシステム』を搭載している。『HEY』加算で大当りを目指し、大当りはCZの役割を担う『JET BONUS』を経由してメインATとなる『慶志郎チャンス(ベル回数管理)』へ突入させる流れ。
フロー詳細は以下。

《通常時ゲームフロー》
①『HEY』加算※1Gで1HEY以上加算
②『規定HEY』到達で『特訓』突入※ボーナス期待度30%
③『HEY天井:699HEY』で『特訓』突入確定※HEY再セット
④『ゲーム数天井:999G』で『JET BONUS』確定!?
※ゲーム数天井到達時の2/3でRUSH高期待度の『青7』&大量ベル回数RUSH期待度UP

《大当り中ゲームフロー》※有利区間
①『JET BONUS』中にRUSH CZ『ドライブゾーン』昇格抽選
②『ドライブゾーン:15G or 32G』で『RUSH:慶志郎チャンス』抽選
③『慶志郎チャンス:ベルナビ最大100回』で規定ベル回数消化後②へ
④以降、②で『慶志郎チャンス』非当選で通常へ

もちろんシリーズお馴染み、「対決」からの特化ゾーンも搭載されており、勝利する限り『慶志郎チャンス』が再セットされる!そして、『慶志郎チャンス』は“ベル回数管理”となっているのだが、メイン役が“11枚ベル”となっており『ベルナビ100回時:期待枚数800枚』となるのだ!ただし、新規則機の特徴である『有利区間制限』は存在し、上記の『有利区間』にて“2400枚獲得”で通常へ戻る仕様となっているのだが、本機の通常時は『モード管理』となる事から『天国モード』による引き戻しが発生する可能性がある!この『モード管理』は通常時の『規定HEY』到達時にも抽選されているようで、当然『天国モード』移行時には『100HEY』で当選する仕様となっている!

演出においては、ベースは「番長3」となっており『轟⇒鏡』となった点が一番の変化となる。『慶志郎チャンス』のベル回数はシリーズ機のボーナス継続時のような『ジャッジ演出』となっている。特化ゾーンである『頂対決』はいつものメンバーとの対決となり、『慶志郎チャンスLOOP率50%』となる!そして、『絶頂対決』は「番長3」とは逆視点で『轟』との対決となり『LOOP率80%』となるのだ!

本機「アメリカン番長HEY!鏡」の訴求ポイントは『6号機第一弾&スペック・番長スピンオフ』となるだろう!本機の注意点は『5.9号機を経ての機種』となる事から、『モード概念』の“再植え付け”はしておくべきであり、『天国』『天井』の存在を認識しているかどうかは機種寿命に大きく関わると思われる!そして、新規則機へのユーザー誘導は業界の将来的な課題となり、本機が『新規則6号機』であるというアピールは後の6号機へも影響するので“良し悪し”の結果に応じて、などタイミングの精査が必要となるかもしれない……。
何はともあれ『押し順AT 純増5枚』の『番長スピンオフコンテンツ』だけで十分なインパクトがあるので、上記訴求ポイントを考慮して導入時から多段階に分けて訴求ポイントを変化させるのも効果的となるだろう!

規則改正が施行された以上、2021年2月以降の営業では一部の機種を除き従前規則機を使用しての営業が困難となる。導入前の現状で賛否両論あるのは当然ではあるが、ユーザーからの期待は高めであり、2021年以降の営業を考慮すれば新規則機のニーズを高めて行くべきだろう!そして、パチンコ継続率65%規制の自主規制緩和の噂も出ており、新規則機ニーズへのベクトル変化が業界マターである事を認識した遊技環境・プロモーションに努める必要があるだろう!

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