三木流「AKB48Ⅱバラの儀式の大研究」

【土曜】三木貴鎬のパチスロ機械選定セミナー

皆さんこんにちは！！７１回目の連載になりました。今回は、AKB48Ⅱバラの儀式（京楽）納品11/1～の評価をしてみたいと思います。前作が大ヒットとなったAKB48ですが、AKB自体の人気に陰りがある現状の新台は心配です。納期まで時間がないので、早速のアップです。

＜ボーナス＞

■BIGボーナス：約200枚

ART当選期待度：50％

■じゃんけんボーナス：約48枚

ART当選期待度：33％

3択の押し順正解でART確定

■スーパー48ボーナス

48図柄揃い大量獲得チャンス

■プレミアムセンターボーナス

期待値：約2500枚

＜確率＆出玉率＞

■ボーナス合算

設定①：1/297

設定②：1/293

設定③：1/282

設定④：1/265

設定⑤：1/255

設定⑥：1/242

 

■ART当選確率

設定①：1/404

設定②：1/393

設定③：1/386

設定④：1/356

設定⑤：1/326

設定⑥：1/278

 

■出玉率

設定①：98.2％

設定②：99.0％

設定③：100.2％

設定④：103.9％

設定⑤：107.1％

設定⑥：111.2％

 

＜通常時＞

ベース：34G/50枚

コイン単価：3.0円（設定①）

天井：ボーナス＆ART間999GでART当選

＜ART＞

純増1.5枚/G

G数上乗せタイプ

■神曲RUSH（通常ART）

初期ゲーム数はART開始時の特化ゾーンで決定

ART終了時、引き戻し抽選あり

■overture（上乗せ特化ゾーン）

ART開始時に突入

初期ストック3個保証

継続率：1～90％

ストックがある限り48図柄揃いが発生しメンバーアイコンをストック

メンバーアイコンそれぞれでG数上乗せ

上乗せ平均:100G

■super overture（上位の上乗せ特化ゾーン）

上乗せ平均：210G

■チームサプライズコンボ（上乗せ特化ゾーン）

48図柄揃いで上乗せが発生

ダブル揃いの1/6で50G以上上乗せ

■SKE下剋上チャンス

1G連上乗せ

■NMBてっぺんチャレンジ

チャレンジ成功で3ケタ上乗せ

■フリーズフェスティバル

48図柄ダブル揃いの1/2でフリーズ発生

平均上乗せ：500G

＜感想＞

筐体は一新され、上部液晶は非常に大きく迫力があります。液晶左には、飛び出す小さいペンライト役物を搭載、さらに上下左右から飛び出し合体する特大のロゴ役物も搭載されています。そして最も目を引く筐体右側に位置する特大レバーは、チャンス時（期待値80%）にそのレバーを押し下げる演出が発生します。レバー自体はプラスチック製で弱そうで、折れたり壊れたりしそうで心配です。。。。

スペックはオーソドックスなA+ARTタイプ。ART直入りもあるようですが、基本はボーナスを引いてARTに突入する流れになり、ゲーム性はシンプルです。ARTは上乗せ特化ゾーンから始まりますが、その上乗せ特化ゾーンの見せ方がうまく期待感が高いものでした。上乗せ特化ゾーンも多種類あり、強弱も分かりやすく、突入の仕方もきっちり整理されていてゲームフローの完成度は評価できます。ボーナスからのART突入確率もBIGで50%、REGで33%と納得できる突入率でした。

 前作はART特化のゲーム数解除方式だったので通常時の「ざわつき」も多く間持ちしましたが、今回はレア役待ちのゲーム性に変わっているので通常時の淡白さは否めません。前作は女性や年配層も打ってくれて幅広い客層に支持されましたが、今ではAKB48自体が下火となってしまい、パチンコの前作でも集客力は衰えていました。A+ARTタイプは、ギャンブル好き客は打たないので、主役にはなれないスペックで、あくまで脇役機としての高評価です。

 適正台数は200台クラスで3～5台、100台クラスでバラエティー。前作を設置していたときに年配層や女性客が打っていて稼動が好調だったホールでは積極的に導入したい新台です。

ただしA＋ART機は中身が余程しっかりしていないと、ヒットしないんですよね。前作の目新しい演出を見慣れたユーザが、どこまで稼働を押し上げてくれるのか？　通常ヒットした機種の後継機は徐々にその力を落としていくのがセオリーになっています。役物の目新しさだけではないと思っていますが・・・。

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三木貴鎬

1972年生まれ。中央大学商学部卒。神奈川県をはじめ、東京都や千葉県などのスロ専で勤務。グループの複数店舗を指揮する統括部長などを歴任し、 2007年に独立。経験を生かしてコンサルタントに転身。2010年に都内にモデル店舗としてスロ専をオープン。現在もパチスロを中心に精力的にセミナー や講演会を行う。