三木流「5スロ戦略で必勝するマル秘情報」
2014.11.08 / 連載【土曜】三木貴鎬のパチスロ機械選定セミナー
[第23回] もはや5スロは弱者の戦略ではない!!
皆さんこんにちは!!
23回目の連載になりました。今回は5スロ市場について考えてみましょう。
5スロは私の経験からすると、ある程度の人数が決まっていて、例えば、商圏内に300人の昼間スロット人口がいた場合、多くても25%、すなわち75人程度と考えています。もちろんこの数字が前後する商圏もあるのですが、大体の場合20%から30パーセントのレンジに収まることが多いです。従って、すでに商圏内に20%以上の5スロの設置台数がある場合、後発のホールは苦戦必至の情勢になります。余程の力があって、根こそぎ、この限られたお客さんをとってしまわない限り、5スロ設置店舗が増えるにつれて、各店の客数が割れるという状況になります。すなわちパイの奪い合いですね。 という事は、以前であれば弱者の戦略であった低貸しが、強者の戦略に変わってしまったことを意味します。
では、「大手のホールが有利なのか?」というと、そうでもないのです。
まず考えなくてはいけないのが、「商圏内のお客さんのお店選びの選択肢は何か?」を追及することが重要になります。以前にもこのコラムで述べた客層を考える必要があります。
① 新台好き
② スロット好き
③ ギャンブル好き
④ 常連(ジャグラー好き)
この4つの層がスロット業界を支えていると述べました。少し前までは②のスロット好きを対象に機械を選択していけば大丈夫だったお店が多かったのですが、5スロが商圏内に飽和している場合、①~④まですべて満たしているかが重要になります。すべての5スロユーザーのニーズを満たすためです。従って、ある程度の新台が重要になりますし、ギャンブル機も必要でしょうし、萌え系コンテンツも必要ですし、ジャグラーも必要になると言えます。この、大手ホールがなかなかできないマメな作業にこそ、5スロの稼働を上げられる秘訣があるのです。
実際私の知っているホールでも、きっちりお客様のニーズに応えて、大手ホールよりも、高稼働を実現しているホールもかなりあります。いまや20スロと、同等かそれ以上の営業努力が必要な営業形態と言えます。いやはや大変な時代になりました。
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三木貴鎬
1972年生まれ。中央大学商学部卒。神奈川県をはじめ、東京都や千葉県などのスロ専で勤務。グループの複数店舗を指揮する統括部長などを歴任し、 2007年に独立。経験を生かしてコンサルタントに転身。2010年に都内にモデル店舗としてスロ専をオープン。現在もパチスロを中心に精力的にセミナー や講演会を行う。