三木流「極秘資料!スロエヴァ超分析」

2015.05.24 / 連載

【土曜】三木貴鎬のパチスロ機械選定セミナー

皆さんこんにちは!!

51回目の連載になりました。今回は6月発売のエヴァがヒットするのかどうかを過去のエヴァシリーズを検証することで、皆さんで予測してみましょう。

【過去のエヴァ分析】

今回のエヴァは全面液晶タイプで映像クオリティも非常に高くセグ役物も楽しく、演出の出来は最高レベルですね。ただ、前作でも全面液晶で映像クオリティは高かったのですが、それが稼動には直結していないので冷静な判断が求められます。

スペックはA+ARTで、ボーナス確率、ART当選確率、純増枚数は前々作のエヴァARTと数値的にはほぼ同じです。2年半前に登場した前々作のエヴァARTは、SIS平均稼動で「初週:21,300枚」「2週目:16,234枚」と惨敗に終わっています。

前々作の敗因として考えられることは以下のとおり。

①高純増ATがこれから主流になるタイミングで純増1.6枚のA+ARTというスペックだった。

②ARTの1セット30G~が短すぎた。

③G数上乗せのメインが「+5G」で少なすぎた。

④128G毎の周期抽選タイプが受け入れられなかった。

⑤REGボーナスが56枚と少なく、REG単発の印象が悪かった。

⑥販売台数が多すぎた。

以上の6点が挙げられます。

 

各要因を今作と比較するとまず①の時代的背景は、現状では高単価のギャンブル機も全盛を過ぎ、低単価の麻雀物語3やブラックラグーン2、ハナビなどが結果を残しているので、A+ARTタイプへの抵抗は少ないと思われますが、A+ARTが主役になることはまだないので、あくまで本機は脇役としての導入が基本線になるのでしょうか。

②③④⑤のスペック面での要因は、本機ではREGボーナスが無くなり、1セット50G~に変更され改善されています。⑥の販売台数は、前々作は57,000台とA+ARTタイプとしては非常に多く飽和しました。

今作の販売台数はまだ決まっていませんが(4万台?との噂あり)2万台を超えてくると、A+ARTタイプとしては多すぎる印象になります。

バイオハザード6がその2週間後に控えていることも考慮の上で、皆様いかがですか?このエヴァは買えるのか、買えないのか?ヒット機種を予測するうえで必要なことは、過去の類似機種との比較でしょうか。

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三木貴鎬

1972年生まれ。中央大学商学部卒。神奈川県をはじめ、東京都や千葉県などのスロ専で勤務。グループの複数店舗を指揮する統括部長などを歴任し、 2007年に独立。経験を生かしてコンサルタントに転身。2010年に都内にモデル店舗としてスロ専をオープン。現在もパチスロを中心に精力的にセミナー や講演会を行う。

三木貴鎬, 土曜