三木流「新基準スロは使えるか!?」
2015.07.26 / 連載【土曜】三木貴鎬のパチスロ機械選定セミナー
皆さんこんにちは!!59回目の連載になりました。今回は新基準機と言われる機種についての雑感を述べていきましょう。新基準機は今後使えるのか使えないのかという質問が非常に多いです。
<新基準機の特徴>
初期稼働はどの機械も非常にいいことが挙げられます。お客さんの懐事情は変わらないで、ベースが上がるので当然と言えば当然です。客滞率が単純に上がるからですが、一撃性に欠けるため内部的なゲーム性が秀逸でないと稼働が急減する特徴があります。
① 新台好き
② スロット好き
③ ギャンブル好き
④ 常連(ジャグラー)
以前このコラムでも述べたようにスロットを支えるお客さんが以上の層だとすると最初は①~③までの層が打ってくれる訳ですが、一回打って一撃性がないとなると③の客層はリピートしないですし、翌週からは①の層も減ってくると②の層頼みになるわけですが、②の層はゲーム性やコンテンツが秀逸でないと離れてしまいます。逆に秀逸であれば長期稼働させてくれる層とも言えます。この②の層が離れてしまうので、稼働が急減するといえるでしょう。
この②の層をいかに引き止められるかはスロット好きの層だけあって内部的に詳しい=設定を使わなければ見放されますし、内部的なゲーム性が面白くなければ、ならないと言えます。
結論としては今後の新基準機の運用に関してですが、
① 新台だからと言って集客できるのか?
② 設定の運用が重要になる。
③ 機械選定が重要になる。
この3点がますます重要になると言えます。ただし、ゲーム性が秀逸であれば、スリープユーザーの掘り起し、新規ユーザーの獲得の可能性がないとは言えないので、そこはメーカーさんの力に期待したいところです。
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三木貴鎬
1972年生まれ。中央大学商学部卒。神奈川県をはじめ、東京都や千葉県などのスロ専で勤務。グループの複数店舗を指揮する統括部長などを歴任し、 2007年に独立。経験を生かしてコンサルタントに転身。2010年に都内にモデル店舗としてスロ専をオープン。現在もパチスロを中心に精力的にセミナー や講演会を行う。