三木流「マクロス2の手堅さ」

2015.08.23 / 連載

【土曜】三木貴鎬のパチスロ機械選定セミナー

皆さんこんにちは!!63回目の連載になりました。今回は、「マクロスフロンティア2Bonus Live ver」についての評価を書いてみたいなと思います。過去、このコンテンツは初週に23000枚以上を超えてくる等、一定のファンが確実にいるという強い動きをする事で、ある意味手堅い機種と言えます。期待度もまずまずある、今回のマクロスはどうなのでしょうか。

<ボーナス>

■アルトボーナス(青7):204枚

■シェリルボーナス(赤7):120枚

■ランカボーナス(緑7):120枚

■究極クランボーナス(プレミア):204枚+上乗せ特化

青7:赤7:緑7=約1:3:3

プレミアム確率:1/18800

 

<確率&出玉率>

■ボーナス合算確率

設定①:1/278

設定②:1/273

設定③:1/266

設定④:1/261

設定⑤:1/255

設定⑥:1/250

 

■ART初当たり確率

設定①:1/389

設定②:1/359

設定③:1/339

設定④:1/321

設定⑤:1/280

設定⑥:1/252

 

■出玉率

設定①:97.2%

設定②:98.5%

設定③:100.5%

設定④:103.7%

設定⑤:107.8%

設定⑥:112.1%

 

 

<通常時>

ベース:33G/千円

コイン単価:2.6円(設定①)

天井:ボーナス間999GでART確定

 

■デカルチャンス(チャンスゾーン)

ART期待度:50%

 

■バジュラアタック(チャンスゾーン)

ART期待度:25%

 

<ART>

純増:1.5枚/G

G数上乗せタイプ

 

■バルキリータイム(通常ART)

1セット40G~

初期G数はトライアングルチャンスで決定

 

■トライアングルチャンス(上乗せ特化ゾーン)

ベル成立までキャラクター決定抽選を行う。

継続すればするほど、強上乗せキャラクターが出現しやすい

 

①アルト:50or100G上乗せ、バジュラッシュに昇格の可能性も

②シェリル:8G継続の毎G上乗せ抽選、チェリーがチャンス

③ランカ:8G継続の毎G上乗せ抽選、スイカがチャンス

④ミシェル:1G完結、50G~150G上乗せ

⑤オズマ:ランクアップ型上乗せ、。100~300G上乗せ

⑥クラン:ベル成立まで毎G上乗せ、毎回30G以上上乗せ

 

■フォールドチャンス(上乗せチャンスゾーン)

10G固定、ART減算ストップ

チャージが8個貯まれば発動

上乗せ成功確率:40%

 

■アンタレスステージ(チャージ高確率)

チャンスリプレイ3連で突入(確率1/180)

平均11G継続のチャージ高確率ゾーン

 

■バジュラッシュ(上乗せ特化ゾーン)

1セット10or20or30G

リプレイ以外で毎G上乗せ

平均200G上乗せ

突入確率:1/2000

 

<感想>

 筐体は前作のマクロスフロンティア2と同様でドーナツビジョンタイプで、液晶映像のクオリティも高いものでしたが、役物などはなく斬新さはありません。演出自体も前作から大きな上積みはないものの高レベルで安定しているものでした。スペックはオーソドックスなA+ARTタイプ。ボーナスの枚数は少なめで、ARTがメインとなって出玉を増やしていく印象です。ARTの初当たりもボーナス経由の比率は低く、通常時からのレア小役やチャンスゾーンから直接ARTに突入する流れが7割以上のようです。ARTの初期G数はお馴染みのトライアングルチャンスで決定されますが、そのキャラクター決定はベルが成立するまで吸数G続く仕組みで、キャラクターも6種類に増え、そこに楽しみを持たせるように変更されています。またART中にはチャージと呼ばれるポイントを8個貯めるごとに上乗せチャンスが到来し、レア小役待ちだけではないように改良されています。ART中はレア小役とチャージ貯め、ボーナスが絡んで常に上乗せの期待感を味わえ、ARTが伸びていくイメージが持てる内容でした。総合的には初代のスペックに前作の演出や上乗せパターンを追加したような仕上がりで、無難でコケることはない印象です。

マクロスフロンティアファンには手堅く受け入れられますが、それ以外のお客様まで集客するような斬新さや特筆すべきスペックではありません。初週の販売台数は15000台。台数縛りなどなく、先着順で確定していく模様です。大型店で最大4~5台。中小型店ではバラエティーまで。同時期に「無双オロチ」(山佐)、「アスラズラース」(エンターライズ)もあり、1機種の台数を多く導入するよりも機種の種類を多く揃えるほうが集客に結びつきそうですちなみに「マクロスフロンティア」が初週23600枚2週目22700枚、「マクロスフロンティア2」が初週23800枚 2週目22800枚と屈指の初週稼働と翌週の騰落率の低さは特筆ものです。導入するならトップ導入に旨みが大きい機種でしょうか。

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三木貴鎬

1972年生まれ。中央大学商学部卒。神奈川県をはじめ、東京都や千葉県などのスロ専で勤務。グループの複数店舗を指揮する統括部長などを歴任し、 2007年に独立。経験を生かしてコンサルタントに転身。2010年に都内にモデル店舗としてスロ専をオープン。現在もパチスロを中心に精力的にセミナー や講演会を行う。

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