三木流「パチスロ5号機規制のマル秘対策」

2014.10.04 / 連載

【連載】三木貴鎬のパチスロ機械選定セミナー

[第18回]パチスロ5号機規制の超対策

皆さんこんにちは!!

18回目の連載になりました。前回はスロット規制に関して、おさらいしてみました。 今回はそれによって想定される事態を考えてみましょう。

予想と対策①機械評価

各メーカー適合済みの台をいくつかストックしてあるので、あと半年ぐらいは現行のスペックのものが新台として登場しそうです。 機械が出ないからと言って何でもかんでも買うと市場の評価と乖離することになるので、慌てないで今まで以上に機械の評価に気を付けましょう。

予想と対策②機械コスト

今後、登場する新台は、駆け込みで適合させたもの、お蔵入り予定だったものなど、本来は販売するつもりが無かったものが多くなるので、ゲーム性やスペックには期待しづらいです。 営業マンのセールストークに注意し上述した通り、機械評価はシビアに。(再び入れ替えなければいけないため)駄目な機械は2機種分のコストと考えを徹底しましょう。

予想と対策③6号機の噂

現行機の販売期限が2015年11月になったことで、ネット上では「来年11月には6号機」との噂が出回っているが、その時期に6号機になるわけではない。今回の見直しは、「自分たちで考えて機械を作らないと6号機にするよ」という、警察の意向を反映させたものと予想されます。メーカーとしては自主的にその検査の見直しに従うものであるので、直ちに6号機に移行するとは考えにくい。 噂話に振り回されることなく、コントロールできる領域で、日々の営業活動に邁進しましょう。

予想と対策④中古機の動向

来年11月末以降に現行機の中古導入(中古書類の発行)は可能なのかどうかは今後確認が必要となる。それによっては、中古機の価格、価値、新店出店などに大きく影響が出ることが予想される。 自主規制なので恐らく新台に限る話だと思われますが、中古機の価格は日々確認する。また中古機に関しては市場の評価と乖離して高騰する場合もあるので、注意が必要となる。

予想と対策⑤5スロの動向

単価が下がるので、レートを下げた5スロ、2スロなどの低貸しの需要が減ることが予想される。 20スロが駄目になりそうだから低貸しを進めていこうと考えるのは危険。5号機当初に低貸しを始めたホールが苦戦したことを忘れない。

予想と対策⑥配列の見直し

ARTに関しては短時間勝負できる機械の減少で夜の稼働が弱くなる。 ノーマルAタイプ中心の稼働に持っていくために、配列の見直しなどの施策が必要。

予想と対策⑦設定について

天井の廃止、ゲーム数解除の廃止によってやめ時がはっきりし、ハイエナ行為がなくなるのでプレイヤーの平等化が 進むと予想される。 設定を探る動きが活発になるとするなら、設定の使い方が問題になる。設定ごとの機械特性の勉強が今よりさらに必要になる。

以上予想されることを述べてみましたが、いずれにしろ、今よりも営業努力が更に求められることが必至になると言えます。Aタイプ、特に「ジャグラー」の使い方は、5号機当初の状況に似てくることから、今後、機械代よりもAタイプに出玉を振り分けるなどの予算の見直しが必要になると思います。

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三木貴鎬

1972年生まれ。中央大学商学部卒。神奈川県をはじめ、東京都や千葉県などのスロ専で勤務。グループの複数店舗を指揮する統括部長などを歴任し、 2007年に独立。経験を生かしてコンサルタントに転身。2010年に都内にモデル店舗としてスロ専をオープン。現在もパチスロを中心に精力的にセミナー や講演会を行う。

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