三木流「ニューパルDXのマル激本音トーク」
2015.01.04 / 連載【土曜】三木貴鎬のパチスロ機械選定セミナー
[第31回]ニューパルサーDX
皆さんこんにちは!!
31回目の連載になりました。明けましておめでとうございます。旧年中は誠にありがとうございました。本年もよろしくお願い申し上げます。さて、年初一回目で題材に悩むのですが、敢えて普段通りに機械の評価なんかしてみちゃおうってことで、この機械いってみましょう・・・。
【ニューパルサーDX】
年始から地味?? いやいや今年はAタイプも重要な機種になるというか、重要な位置にもっていかなきゃいけないという点で軽視は禁物ですよね。さて実機を打っての感想です。
<感想>
筺体は緑色で液晶がなくシンプルで、リール左側に告知窓ランプが搭載されています。見た目はニューパルシリーズそのもので全く違和感がないものでした。完全告知となったので、ボーナスフラグが成立すれば必ず告知ランプが点灯します。リーチ目は「ニューパルSP」と同じで、リーチ目が出て同時に告知ランプも光ります。告知ランプは第3ボタンを離した瞬間に光るパターンが基本ですが、先光りやスタート音が違ったり、ストップボタンの途中で「キュイン」となったり、基本の告知パターン以外にもさまざまな告知方法が搭載されています。完全告知なので、リーチ目出現の楽しみは半減してしまいますが、予想していたより違和感はなく、今まで通りの「ニューパルサー」として楽しめる出来でした。
リーチ目タイプの「ニューパル」はリーチ目を知っていないと楽しめないので、リーチ目を知らない新しいプレイヤーが「ニューパル」を打つことは今まではありませんでした。今作は完全告知となったことで、「ジャグラー」を打っているプレイヤーも少しは興味を持ってくれるのではないでしょうか。
それでもノーマルAタイプは導入当初から出し込んでお客様を付ける必要があり、その出し込む覚悟がないホールが何となく導入しても厳しい稼働にしかならないでしょう。ボーナス確率の変更点はSPと比較するとBIG確率が少し軽くなり、REG確率が少し重くなりましたが体感できるほどの変更ではありません。現状、ニューパルSPが安定稼働しているホールでは無理に交換する必要なくいったん様子見して、良ければ中古で後から導入をおすすめします。
「ニューパルSP」が弱ってきているホールではテコ入れのため思い切って全交換してもいいと思いますが、SPの再認定が完了済みで、新台がダメだった時に再設置できる段取りはしておきたいところです。ニューパル未設置のホールが導入を検討する際は、近隣の店舗でニューパルを使えているホールがあるのなら、自店でも3~4台から試してみる価値はあると思います。地域的に「ニューパル」が無いところでは今まで通り、見送りをおすすめします。基本的には今までのニューパルと変わらない評価で、大化けすることはないと思われます。という事で、うーん微妙な評価ですな。。。
一言でいうと、リーチ目が楽しめるジャグラーみたいなイメージでしょうか。機械のいい、悪いは別にして、客層、地域性、自店の営業方針、全て噛み合わないと・・・難しい感じですが、チャレンジする価値もありそうな・・・・。新年から中途半端な評価になりすみません。いずれにしろAタイプのセオリーは市場にでてから判断が固いでしょう。
次回は「HANABI」の評価いってみましょう。
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三木貴鎬
1972年生まれ。中央大学商学部卒。神奈川県をはじめ、東京都や千葉県などのスロ専で勤務。グループの複数店舗を指揮する統括部長などを歴任し、 2007年に独立。経験を生かしてコンサルタントに転身。2010年に都内にモデル店舗としてスロ専をオープン。現在もパチスロを中心に精力的にセミナー や講演会を行う。