三木流、ロストプラネットの評価は?

2016.08.05 / 連載

【土曜】三木貴鎬のパチスロ機械選定セミナー

皆さんこんにちは! 112回目になりました。今回はオリンピア製「ロストプラネット」(納品9/4~)の評価です。カプコンの人気ゲームがパチスロになってオリンピアから登場。この前後にもART系の新台が続々と発売されるなか、導入すべき新台か試打してきました。


<ボーナス>
ボーナスは存在せず、ART特化タイプ

<確率&出玉率>
■ART初当たり確率
設定①:1/315
設定②:1/306
設定③:1/285
設定④:1/251
設定⑤:1/239
設定⑥:1/198

■出玉率
設定①:96.7%
設定②:98.1%
設定③:100.1%
設定④:103.5%
設定⑤:105.0%
設定⑥:110.0%

<通常時>
ベース:47G/50枚
天井:999G

■AREA(チャンスゾーン)
16G+αのチャンスゾーン
毎ゲーム「GJ」の獲得抽選。
「GJ」が多ければ多いほどARTに突入しやすい

<ART>
純増2.0枚/G

■AKRID BATTLE(メインART)
G数不定、平均45G継続
バトルタイプのART
「T-ENG」の数だけ攻撃が確定

■プラネットチャンス
「T-ENG」獲得ゾーン
セット開始時に突入
1秒間に1個の「T-ENG」を上乗せ
毎秒継続率、最高95%

■オーバーGバトル
継続確定のバトル
30G以内の勝利で「T-ENG」×10個+95%ループのプラネットチャンス

<感想>
筐体は「戦国乙女2」と同様の真ん中にリールが存在する全面液晶上下パネルのものでした。ゲームコンテンツなので映像のクオリティは高く筐体との相性もよく迫力ある液晶演出が展開されます。

スペックは純増2.0枚のART特化タイプ。ARTはバトルタイプで、「モンハン月下雷鳴」のようなイメージです。攻撃ポイントとなる「T-ENG」を獲得した分だけ攻撃可能、リプレイ時には敵の攻撃となります。バトル勝利でARTの次セットがスタート、攻撃を受けて負ければARTが終了。G数が不定なので、負けるときに少し出来レースのような雰囲気で終わってしまうのが残念でした。

バトルタイプの演出が活きるようにレア役の確率は1/15となっており、レア役時の強攻撃などが出現しやすい工夫がされています。次セットの勝利確定バトルや、攻撃ポイントの大量獲得など連チャンが延びる爆発のトリガーも備わっています。

千円ベースが47Gで初当り確率が1/315(設定①)と軽く6000円~7000円で初当りを引くことができる確率です。「ガルパン」の1/399(設定①)、「戦国乙女2」の1/384(設定①)と比較しても格段に当たりやすく間持ちする印象。本機は差玉が大きく出るタイプではなさそうですが客滞は伸びる出玉性能かと予測されます。

レア役確率も甘く通常時も引っ張られてしまうゲーム性で、ART中のバトルも楽しいので初期稼動が良さそうです。ギャンブル性は強くないのでメインよりも、バラエティー~脇役機として活躍しそうです。ぜひ導入しておきたい新台。小型店ではバラエティー、大型店では3~5台、導入して損はない新台ではないでしょうか。

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三木貴鎬(みき・たかし)

1972年生まれ。中央大学商学部卒。神奈川県をはじめ、東京都や千葉県などのスロ専で勤務。グループの複数店舗を指揮する統括部長などを歴任し、2007年に独立。経験を生かしてコンサルタントに転身。2010年に都内にモデル店舗としてスロ専をオープン。現在もパチスロを中心に精力的にセミナーや講演会を行う。

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