三木流、ドリスタの評価は?

2017.02.17 / 連載

【土曜】三木貴鎬のパチスロ機械選定セミナー

皆さんこんにちは! 140回目になりました。今回はNET製「ドリスタせかんど」(納品3/5~)の評価です。前作のドリスタが登場したのは今から10年前。NETキャラのオールスターが登場する最新作を試打してきました。


<ボーナス>
疑似ボーナスのみのART特化タイプ

■青7揃い(SPバトルボーナス):50G
■赤7揃い(バトルボーナス):30G
■赤赤黒揃い(ライブボーナス):20G


<確率&出玉率>
■ART初当たり確率
設定①:1/199
設定②:1/186
設定③:1/173
設定④:1/153
設定⑤:1/137
設定⑥:1/122

■出玉率
設定①:96.9%
設定②:98.3%
設定③:100.7%
設定④:104.0%
設定⑤:106.7%
設定⑥:110.4%


<通常時>
ベース:46G/50枚
コイン単価:2.2円(設定1)
   
■オムニバス抽選システム
4つのゲーム性のステージが次々と入れ替わる通常時

①シンデレラブレイド:レベルアップシステム
②スナイパイ72:小役コンボシステム
③スーパーブラックジャック:小役抽選システム
④十字架:ゲーム数解除システム

各ステージ30G~40G継続。
ステージクリアで疑似ボーナス確定。
ステージクリアできなかった場合は残念ポイントが1つ貯まる。
5ポイントで高確ステージ(期待度50%)に移行


<ART>
純増1.8枚/G
継続率×セットストック×継続バトルタイプ

■バトルボーナス(青7揃い、赤7揃い))
青7揃い時50G、赤7揃い時30G継続
モンハンのような敵バトル。
バトル勝利でガチャガチャの権利GET
バトル平均勝率:50%

■ガチャガチャンス
バトルボーナス勝利後に発生するガチャガチャ。
登場カードによって、セットストックの期待度が異なる
カードのレベルは5段階 N<R<SR<SSR<DR

■ライブボーナス(赤赤黒揃い)
20G継続
継続率タイプ(継続率:5~80%)


<感想>
筐体はオーソドックスな上部液晶タイプですが、下パネルに北電子の「パトレイバー」のようなガチャガチャのハンドルが搭載されています。液晶演出はいつものNETのクオリティで可もなく不可もなく。ドリスタのコンセプトがNETキャラのオールスターなので、見慣れたキャラが多数登場して親しみを感じます。

スペックは純増1.8枚/GのART特化タイプ。G数上乗せはなく、疑似ボーナスのバトル継続、セットストックタイプで、モンハン月下雷鳴と同じようなゲーム性になっています。ベースは46G/千円、ART初当たりも軽く1/199(設定①)、ボーナス合算回数は1日打てば楽に100回を超えるほど軽く、とにかく遊べることにこだわったスペックとなっていました。

バトルボーナスで敵に勝利するとガチャガチャの権利を獲得し、下パネルのハンドルを回してカードをGETします。GETしたカードによって、セットストックや様々な恩恵が用意。モンハン月下の「剥ぎ取りチャンス」がガチャガチャになった感じで、ドキドキ感がUPして、恩恵の種類も色々とあって、ゲーム性の幅が広がりました。バトルの途中の展開の面白さはモンハン月下に比べると、さすがに見劣りします。このガチャガチャを取り入れたゲーム性は高評価。

当たりは軽いのですが、長い連チャンはあまり期待できない仕様なので、ずっと下皿モミモミの展開が続きそうです。射幸性が低く20スロには不向きですが、低貸しなら高稼働となりそうな出来でした。

販売価格は相変わらず安く、実売20万円代前半なので、本機の出来であればバラエティーに買って損はないかと思われます。最近のNETの中では、一番マシな評価です。

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三木貴鎬(みき・たかし)

1972年生まれ。中央大学商学部卒。神奈川県をはじめ、東京都や千葉県などのスロ専で勤務。グループの複数店舗を指揮する統括部長などを歴任し、2007年に独立。経験を生かしてコンサルタントに転身。2010年に都内にモデル店舗としてスロ専をオープン。現在もパチスロを中心に精力的にセミナーや講演会を行う。

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