三木流、カンフーレディーテトラの評価は？

【土曜】三木貴鎬のパチスロ機械選定セミナー
※会員限定公開の連載記事でしたが、今回から一般公開に切り替えました。

皆さんこんにちは！　１９１回目になりました。今回は山佐製「カンフーレディテトラ」（納品3/18～）の評価です。カンフーレディーシリーズの第5弾がA+RT機として登場。懐かしいテトラリール筐体での復活となりましたが、導入すべき新台か試打してきました。


＜ボーナス＞
■BIG：最大285枚＋RT
■REG：最大117枚

＜確率＆出玉率＞
■BIG確率
全設定共通：1/295

■REG確率
設定①：1/370
設定②：1/343
設定⑤：1/316
設定⑥：1/295

■ボーナス合算確率
設定①：1/164
設定②：1/159
設定⑤：1/152
設定⑥：1/148

■出玉率
設定①：97.9～100.6%
設定②：100.0～103.0%
設定⑤：102.4～105.5%
設定⑥：105.5～108.7%

＜通常時＞
ベース：36G/50枚
コイン単価：2.1円

＜RT＞
現状維持RT
チャレンジループタイプ

■奥義（RT）
初回15G保障
2セット目以降7G
規定G数消化後は試練RTへ

■試練（RT）
G数不定
昇格リプレイ（確率1/3）入賞で奥義RTへ
転落リプレイ（確率1/6）当選で通常時へ転落


＜感想＞
4号機の「カンフーレツデン」と同様のテトラリールを搭載した液晶なしの筐体。出目は「ハナビ」に近く、BAR狙いのハサミ打ちで消化します。リール出目とテトラリールのアクションが絡んだ演出は、「カンフーレツデン」のファンには懐かしくアナログの良さを感じます。

スペックはA+RT。BIG後に突入するRTは最低15G保障で、その後は転落を回避しながらRT7Gをループさせていくタイプ。最初の15G消化後は、1/3の昇格リプレイを先に引けば7G固定のRTに昇格、1/6の転落リプレイを先に引けば通常時に戻ります。昇格後のRT7Gを消化すれば、再度、昇格か転落の抽選状態に突入します。

RT中の昇格リプレイは入賞させる必要があり、ナビ発生時は右リールのみ「デカ図柄のチーパオ」を目押しする必要があります。BIG中、REG中ともに１度だけ逆押しで左リールに「デカ図柄のチーパオ」を目押しすれば最大枚数を獲得。目押し難易度は低いのですが、RT中のループの仕組みが複雑です。キャラクター的に年配層や女性客も打つ台なので、単純なRTにして欲しかったと思いました。

設定は4段階。BIG確率が全設定共通で、REG確率と千円ベースで設定差を設けています。BIG確率が全設定共通なので、夜の短時間勝負で設定を気にせず気軽に打てる印象。完全攻略で設定1でも100%を超えるようですが、ハナビと似た出率、配列、役構成なので「ハナビ」と同等の実出率で落ち着きそうです。

今週の新台「エヴァまごころ2」の出足がイマイチな結果となっていますが、ジャグラー以外のノーマルAタイプの初週稼働は14,000～18,000枚のものが多く、本機も過度な新台効果は禁物。同時期の同タイプ「押忍！番長A」「不二子タイプA」と比較して、本機は若年層が喰い付きにくいキャラクターなので初動は劣ってしまうかもしれません。ただ、液晶付きのノーマルAタイプよりも、本機のようなアナログ台は飽きが遅く長持ちする傾向にあるのでこちらは好材料です。

価格が、1台で319,000円、2台で289,000円、4台で269,000円と良心的な金額（三木調べ）。チェーン店では1店舗で4台導入して、すぐに他店舗に1台ずつ振り分ける導入方法も効果的かと思います。「押忍！番長A」「不二子TYPE-A」と同様に中大型店では、バラエティーに導入したい新台です。

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★今後の新台発売スケジュール（予定）★

2/4～乙女マスターズ（オリンピア）
2/4～新世紀エヴァンゲリオンまごころを君に（ジェイビー）
2/4～戦場のヴァルキュリア（サミー）
2/18～GATE（NET）
2/18～鬼若弁慶（ボーダー）
2/18～コンチネンタルゼロ（ユニバーサルブロス）
3/4～ビッグアップ（ヤーマ）
3/4～ニューシオサイ-30（パイオニア）
3/4～超GANTZ（スパイキー）
3/18～マイケルジャクソン（SANKYO）
3/18～ドリームクルーン500（オーイズミ）
4/8～不二子２タイプA（オリンピア）


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三木貴鎬（みき・たかし）

1972 年生まれ。中央大学商学部卒。神奈川県をはじめ、東京都や千葉県などのスロ専で勤務。グループの複数店舗を指揮する統括部長などを歴任し、 2007年に株式会社エスサポートを立ち上げ独立、経験を生かしてコンサルタントに転身する。2010年に都内にモデル店舗としてスロ専をオープン。現在もパチスロを中心に精力的にセミナー や講演会を行う。info@slot-support.co.jp