三木流、めぞん一刻の評価は?

2016.04.08 / 連載

【土曜】三木貴鎬のパチスロ機械選定セミナー

皆さん今日は95回目になりました。今回はオリンピア製「めぞん一刻~桜の下で~」(納品5/29~)の評価です。パチスロではシリーズ4作目となる新台が自粛明け一発目に登場します。ノーマルAタイプにおまけRTだけがついたシンプルなスペックですが、導入する価値があるのか試打してきました。

<ボーナス>
■BIG:最大 311枚
■REG:最大 155枚

<ボーナス確率>
■BIG確率
設定①:1/345
設定②:1/336
設定③:1/326
設定④:1/318
設定⑤:1/297
設定⑥:1/273

■REG確率
設定①:1/533
設定②:1/512
設定③:1/497
設定④:1/482
設定⑤:1/446
設定⑥:1/410

■ボーナス合算確率
設定①:1/209
設定②:1/203
設定③:1/197
設定④:1/192
設定⑤:1/178
設定⑥:1/164

■出玉率
設定①:98.0%
設定②:99.6%
設定③:101.5%
設定④:103.2%
設定⑤:107.3%
設定⑥:112.2%

<通常時>
ベース:35G/50枚
天井:無し
コイン単価:2.5円(設定①)

<RT>
純増:0枚/G(現状維持タイプ)

■ドラマチックタイム(RT)
各ボーナス後に必ず突入
30G継続(非完走型)

<感想>
筐体は一つ前の「デビルサバイバー」と同様のもので、液晶右側には飛び出す押しボタン、さらに液晶左右から飛び出して合体する役物が搭載されています。新しい2画面タイプの筐体に見慣れてしまったので、旧筐体では新台感がやや薄い印象です。

液晶演出は今までの「めぞん一刻」とよく似たクオリティー。ノーマルAタイプで演出用RTがないので、液晶演出もあっさりと1Gで完結するものがほとんどのようです。

ボーナス後には必ずRT30Gに突入。REGでも155枚獲得でき、さらにRTに突入するので、その分、ボーナス確率が重く設計されています。同じようなRT付きノーマルAタイプの「ハナビ」と比較すると、設定①の合算確率が「めぞん一刻:1/209」「ハナビ:1/172」と、確率の重さが気になります。

本機と同様に「初代めぞん一刻」もボーナス主体のRT搭載機でしたが、最大159GのRTがあったので、RT30G固定の本機はスペックダウンに感じてしまいます。

同じような液晶搭載のボーナス主体のタイプである「エヴァ」シリーズが、以前に比べて低調な結果に終わっていることを考えると、ノーマルタイプの厳しさを感じざるを得ません。

今後、ルパン系の新台が控えていて、本機がその“お付き合い”になるというセールストークがあるようですが、そのルパン系の新台が多台数の台数縛りとなる可能性もあるようです。小・中型店は注意が必要なので、正確な情報を集めるようにしましょう。

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三木貴鎬
1972年生まれ。中央大学商学部卒。神奈川県をはじめ、東京都や千葉県などのスロ専で勤務。グループの複数店舗を指揮する統括部長などを歴任し、2007年に独立。経験を生かしてコンサルタントに転身。2010年に都内にモデル店舗としてスロ専をオープン。現在もパチスロを中心に精力的にセミナーや講演会を行う。

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