三木流、「凪のあすから」の評価は?

2016.10.21 / 連載

【土曜】三木貴鎬のパチスロ機械選定セミナー

皆さんこんにちは! 123回目になりました。今回はNET製「パチスロ凪のあすから」(納品11/13~)の評価です。NETから久しぶりに版権モノの新台が登場します。


<ボーナス>
■BIG:平均307枚(RT込)
■REG:最大111枚

<確率&出玉率>
■BIG確率
設定①:1/295
設定②:1/292
設定③:1/289
設定④:1/281
設定⑤:1/280
設定⑥:1/273

■REG確率
設定①:1/412
設定②:1/399
設定③:1/374
設定④:1/354
設定⑤:1/307
設定⑥:1/273

■ボーナス合算
設定①:1/172
設定②:1/168
設定③:1/163
設定④:1/156
設定⑤:1/146
設定⑥:1/136

■出玉率
設定①:97.8%
設定②:98.8%
設定③:100.2%
設定④:102.1%
設定⑤:104.0%
設定⑥:106.9%

<通常時>
ベース:34.1G/50枚(設定①)
コイン単価:2.2円(設定①)

<RT>
BIG後のおまけRT

■エピソードチャレンジ
BIG終了後に突入
純増:0.2枚/G
継続G数:25G

■エピソードゲーム
エピソードチャレンジ中の目押し成功突入
純増:0.5枚/G
継続G数:25G

■スペシャルエピソード
エピソードチャレンジ中のスペシャルリプレイ成立
純増:約0.5枚/G
継続G数:50G
REG後の1G目もスペシャルリプレイ成立のチャンス


<感想>
筐体は「十字架」などと同じオーソドックスな液晶タイプで、液晶の左側にカタカタと口が開閉する魚の顔が付いています。

液晶演出はいつものNETのクオリティです。アニメの世界観がよく表現されていて映像が綺麗で原作が好きな人には打ってみたいと思わせる出来だったのではないでしょうか。

スペックはRT搭載のノーマルAタイプ。BIG後のRTが2段階になっていて、目押しが成功すれば2段階目に進む仕組みです。

ノーマルAタイプでは設定1~6の出玉率の幅が小さいほど扱い易く稼働させやすい傾向があり、本機はこの条件に該当します。設定6の出玉率が106.9%と少々低い設計値なのは懸念点です。ただ、設定示唆演出もいろいろとあるようですので、6を使いやすいのが裏コンセプトなのかなと勘ぐってしまいます。通常ベースも設定①で34.1G、設定⑥で37.0Gと設定判別は比較的簡単と思われます。

版権モノですが、価格はいつもと同じ20万円程度と非常に安価。最近は液晶搭載のノーマルAタイプの初週の稼働は以下のように少々厳しい印象です。

「3×3EYES」   13,415枚
「未来日記 」     12,645枚
「A北斗の拳 将」   16,652枚
「A偽物語」       16,502枚
「元祖ハネスロ再び」  10,463枚
「めぞん一刻」      15,836枚

原作は2013年のテレビアニメ(493作品)ランキングで1位を獲得(どれぐらいの価値なのか私には分かりませんが)。原作好きを見込んで、大型店や若者が多い店舗ではバラエティーでの導入は問題ないでしょう。一方、こういったアニメファンが少ない店舗は要検討でしょう。

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三木貴鎬(みき・たかし)

1972年生まれ。中央大学商学部卒。神奈川県をはじめ、東京都や千葉県などのスロ専で勤務。グループの複数店舗を指揮する統括部長などを歴任し、2007年に独立。経験を生かしてコンサルタントに転身。2010年に都内にモデル店舗としてスロ専をオープン。現在もパチスロを中心に精力的にセミナーや講演会を行う。

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