マカオカジノ2015年もマイナス発進

2015.02.04 / カジノ

2月2日、マカオ政府の博彩監査協調局は最新のカジノ収入を発表し、2015年1月の収入が237.5億マカオパタカ(約3480億円)だったことを明らかにした。前年同月の287.4億パタカから-17.4%の収入減で8カ月連続のマイナス成長となった。

昨年1年間を通じて最低収入を記録した12月(232.9億パタカ)よりもやや回復したとの見方もあるが、依然として収入の核となるVIP部門の冷え込みは続く。また、12月は中国国家主席の習近平のマカオ訪問もあったことから、通常よりもカジノ客が減ったとの指摘もあり、1月の実績は「回復」ではない、との見方が大勢のようだ。2月は中国最大の休暇である春節(旧正月)を迎えることから、多くの旅行者が訪れることが予想されるが、それに合わせカジノ収入がどれほど伸びるかに注目が集まる。なお、昨年2月のカジノ収入は、月次収入の過去最高額となる380億パタカを記録している。

 

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