マカオカジノ売上30%減/ドイツ銀行予測

2015.03.12 / カジノ

3月10日、カジノ専門メディアAGBによると、ドイツ銀行のアナリストは2015年のマカオのカジノ収入が前年比で30%減少するとの予測を発表した。

同行は今年のカジノの成長率をマイナス13%とを予測していたが、不調に終わった2月の春節休暇の結果を踏まえ予測を大幅に下方修正した。マイナス要因として、VIP部門のさらなる不振、カジノテーブルの最低賭け金の下落、人民元高による他の渡航先との競争激化などを挙げている。また、今年後半に開業を控える「ギャラクシー」の新施設や「スタジオシティ」もカジノ収入の増加には直結しないとし、不振は2016年に入っても続くとの悲観的な見方を示してる。

昨年のマカオのカジノ収入は、年間3,515億マカオパタカ(約5.25兆円)で2002年のカジノの外資開放以来初めてマイナス成長を記録。ドイツ銀行の予測通りに今年の収入が3割減となれば、2011年の2,678億マカオパタカ(約4.07兆円)を大きく下回る水準となる。

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