パチンコホール内の3大経営資源とは

2019.02.18 / 連載

編集部より※配信が1日遅くなってしまいました。大変申し訳ございません。

【日曜】ド底辺ホール復活プロジェクト

コンサルティングの現場より(201) Prime AIセミナー(4)

皆さん、こんにちは。アミューズメントビジネスコンサルティング株式会社の林です。3/8(金)、東京上野のオーラムにて開催される「PrimeAIセミナー」に登壇いたします。今回のメインテーマは新基準機および6号機への完全移行に向けて今できることの提示となっており、サン電子株式会社情報戦略部の長谷川武亮氏、有限会社TKC代表取締役の高橋正人氏のお二人とともに「遊技機に頼らない営業戦略」についてお話しする予定となっています。

そこで短期集中にてこのセミナーで私の担当する内容についてお伝えしており、今回は「経営資源」についてお伝えいたします。

「3大経営資源」と言われるものがあります。「ヒト、モノ、カネ」であり、これらが経営に必要な資源とされているのですが、最近はこれら3つに加えて「情報、時間という資源の活用」が重要であるとされています。
「情報」という経営資源はモノやカネとは違い「無形」です。モノやカネは使えば減りますが、情報は無形なので日常的な活動で自然に蓄積され(経験値)、また何度使っても減ることはなく多重利用性を持つという特性があります。今、「情報」という経営資源を軽視する人は少ないでしょう。

そして、これらの経営資源(モノ、カネ、情報)とは一線を画す経営資源が「時間」です。「時間」という経営資源も無形である点は情報と同じですが、無形という性質に加えて時間には「有限、平等」という性質があります。極端な話、モノもカネも情報も無限にあり、持つ者と持たざる者とでその資源量には格差がありますが、時間だけは一日24時間、万人に平等に与えられているのです。

この「時間」を有効に活用できるかどうかが、これからの業績向上に大きくかかわります。なぜなら、遊技機撤去により遊技機に関するアドバンテージ(人気機種の設置台数など)がリセットされて同じ条件で勝負ができるのですから、モノやカネでの差が縮まることが考えられるからです。そうなったときに活用すべき経営資源は「時間」です。

一日24時間、その中で仕事に関する時間が12時間(通勤時間を含む)、睡眠で6時間とすると残りは6時間あります。ただしその6時間には食事や入浴等もあるので、実質的な「自由時間」は4時間程度でしょう。その自由時間に何をするかで「自分=ヒトという経営資源」の成長が決まります。

遊技機の魅力に頼れないならば、頼るべきは「マンパワー」になります。マンパワーを高めるためにはこれまでとは違う行動が必要であり、その活動時間を捻出するためにも時間を意識した行動が必要です。
時間という経営資源の本質は「有限、平等」です。時間を無駄にせず、常に時間を意識した行動を心がけることで、必ず業績は上向きます。

「業界的パラダイム(ものの見方、考え方を支配する認識の枠組み)」を変えるべきときは、「今」です。

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■ PrimeAIセミナー開催
2018年3月8日(金)、東京上野オーラムにてPrimeAIセミナーが開催されます。今回はメインテーマを「新基準機、6号機完全移行に向けて、今できること」とし、サブテーマは「迫る消費税率引上げ、備えは待ったなし!!」としています。
<登壇予定者>
サン電子株式会社 情報戦略部 長谷川武亮氏
有限会社TKC 代表取締役 高橋正人氏
アミューズメントビジネスコンサルティング株式会社 代表取締役 林秀樹


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アミューズメントビジネスコンサルティング株式会社 代表取締役 林秀樹
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1972年生まれ、福井県出身。大学卒業後、遊技機販売商社勤務を経てパチンコホール企業へ。エリア統括部長、遊技機調整技術部長などを歴任したのち、株式会社エンタテインメントビジネス総合研究所入社。2012年、40歳となったことを機に起業。細やかな調整技術と正確な計数管理力で、勘や経験に頼らない論理的なホール経営を提唱する。著書に「ジリ貧パチンコホール 復活プロジェクト」(幻冬舎)がある。

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