カジノ従業員デモでギャラクシーにも余波

2014.08.07 / カジノ

8月5日、ギャラクシー・エンターテイメントが運営するマカオの「スターワールド」脇の路上で、ディーラーを中心としたカジノ従業員約1000人が集まり、給与や昇進など待遇の改善を訴えるデモを行った。

デモの主催者は、7月29日に同社に対してカジノ従業員500名の署名入りの要求書を提出しており、8月1日までに何らかの回答がなければデモを行うと宣言していた。これを受け、ギャラクシー側は8月4日に従業員に対する特別ボーナスや自社株の支給を明言する声明を発表していたが、デモの主催者側は、問題の根源は解決されていないとし予定通りデモを実施した。当初の予定では、デモはコタイ地区にある「ギャラクシー・マカオ」での実施が予定されていたが、現在拡張工事中であることから同社のマカオ半島側のカジノホテル「スターワールド」に場所を変更して午後5時から6時半頃まで行われた。

マカオでは、7月24日にも「ヴェネチアン・マカオ」でサンズ・チャイナに対する2000人規模のデモが実施されたばかりだが、今度はギャラクシーがデモの標的となった。なお、2つのデモを組織するのは「FMG(博彩最前線)」というカジノ従業員で構成される活動団体。

※写真はデモが行われたカジノホテル「スターワールド」

ギャラクシー, サンズ・チャイナ, スターワールド, デモ, マカオ, ヴェネチアン・マカオ