【水曜】第79回パチンコ雑誌ライター喜納臭蔵の視点

2015.11.04 / 連載

第79回 足並み、揃わず

今週の月曜から都内ホールでは等価交換が廃止……となるはずでしたが、交換率を変えないホールもあるようです。そのホールは 以前から6枚交換とかではないため、やっぱり足並みは揃わずということでしょう。 ひょっとしたら組合に非加盟なのかも分かりませんが、それなら仕 方がないという話でもなく。ちなみに当該法人の複数店舗で交換率を変えないという告知を確認しており、都内全店舗でなかったとしても、組合決議を守る気はないんだなと思わざるを得ません。

ちなみに告知されている店舗のひとつは昨年の消費税増税時にTUCショップで手数料を徴収しており、その段階では率先して脱等価を行っていたんですよね。ただどこの店舗でも同じ買い取り金額のはずのTUCショップが、その地域ではそこだけ手数料徴収し、しかも、いつの間にか手数料徴収を止めていました。

等価交換廃止は強制力のあるものではないし、ましてや自由競争なら抜け駆けするのも当たり前。そういう考えもあるとは思いますが、くぎ曲げ是正と いう大義名分があり、なおかつ行政側の意向がある以上、足並みを揃える時はそろえるべき。競争なんていうのは出玉でやればいい話で(むろん、この ホールは出ない回らない削りまくりの三拍子揃っているというなというのが、筆者個人の体験 からくる感想であります)、こういうホールがあったりすると行政側からの余計な干渉さえ受けかねません。結果、周りにとっては迷惑な話ですが、こういうホールは自分だけよければいいんですよね。綺麗なおねーさんを店頭に立たせ、スタッフが街頭に出て呼び込みするのが大好きみたいですが、通行人にとっては邪魔でしかない。日頃からそういうことをやっ ているホールにとっては、周りの迷惑なんかどうでも良いんだなと理解しておきますから。

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パチンコ・パチスロライター 喜納臭蔵

学生時代にパチンコ・パチスロの魅力に取りつかれて、はや30年以上。黎明期から始めたファン雑誌でのライター活動も20年を超え、このままずるず ると続けるしかないなと(やっと)覚悟を決める。ファン側の立ち位置にこだわるが故に副収入は一切ないが、なけなしの財布から年1回のマカオ旅行も継続 中。メールアドレス:kusazo@yahoo.co.jp

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