【水曜】第66回パチンコ雑誌ライター喜納臭蔵の視点
2015.08.05 / 連載第65回こんなのもあるんだ
ファン感といえばスピードくじですが、「当たりくじ」が別添されているということを知ってから全く当たる気がしなくなりました。それでも店員さん が「引いて下さい」と来られる以上、引かないのも気がひけるということで半ば義務的に引いてるんですが、これまで何度となく引いた結果、当たった のは手述べそうめん1回だけ。確かに機械同様の完全確率で抽選をすれば、初日に賞品がなくなってしまったり、逆に最後まで残ったりして都合が悪い のは分かります。でも意図的に当たりくじが操作されているというのは、逆に不信感をつのらせるだけではないのかなと。当てたい人に当ててもらうこ とができるというのは、いわば「遠隔」と同じなので。
とはいえスピードくじを引きたいからファン感の日に来店する、なんていう人が果たしているものなのか。ホールの人の話では少なからずいるそうですが、筆者の場合には、たまたま打ちに行ったらファン感をやっていたという感じで別にくじを引く時間まで待つこともなく、ライター仲間に聞いてもそういう意見が大半であります。それよりも大事なのは、せっかくの公に認められた「イベント」であるファン感の期間で、しっかり出玉を見せることで すよね。ファン感はあくまできっかけ、そこでリピーターを増やすことが目的なはずですが、そこまでやってくれるホールは見たことがありません。
昔からの恒例である全日遊連主催の11月のファン感に加え、ひょっとしたら筆者が気にしていなかったのだけかもしれませんが、広告宣伝規制以降に 都内では都遊協主催のファン感が春に行われるようになり、また全関東遊連で夏のファン感も今年から始まりました。これは独自のイベントができなく なったホールからのリクエストが大きな理由かと思いますが、せっかくの機会なんだからどんどん出してくれればいいのになと思います。そしたら当た らないスピードくじだって喜んで引きますし、ファン感の日を本当に楽しみにしますから
——————–
パチンコ・パチスロライター 喜納臭蔵
学生時代にパチンコ・パチスロの魅力に取り付かれて、はや30年以上。黎明期から始めたファン雑誌でのライター活動も20年を超え、このままずるず ると続けるしかないなと(やっと)覚悟を決める。ファン側の立ち位置にこだわるが故に副収入は一切ないが、なけなしの財布から年1回のマカオ旅行も継続 中。メールアドレス:kusazo@yahoo.co.jp