【水曜】第62回パチンコ雑誌ライター喜納臭蔵の視点

2015.07.08 / 連載

第62回 うらやましいものです

安保関連の重要法案審議が、身内から足を引っ張られる形でなかなか進まない模様。同法案についての個人的意見はここで述べませんが、前回の 選挙で与党に投票された方に対して忸怩たる思いは少なからずあったりします。それはさておき、紛糾しているおかげか会期が目一杯延長されるようで、ひょっとしたらカジノ法案も今回で決着が付いたりするのでしょうか。利権に食い込もうとする団体の動きからも目が離せなく、先日も早朝から脂 ぎった皆様が集まる集会を取材してきました。その内容は何度も聞いた話で特筆すべきことはないんですが、経営者という方々は朝から元気だなと思っ た次第。

そんな国内の動きを横目で見つつ、仕事の合間にマカオ情報をチェックする日々。香港エクスプレスがセールをしていたら、ついつい便を予約しそうになってしまったり(カジノファンのブログを見ていると日帰りで行く人もいるんですよ)、次はいつ行こうかと悶々としておりますが、つい先日にはな んともうらやましいニュースが。レコードチャイナという中国情報サイトから引用すると「2015年6月29日、中国新聞社によると、ある韓国人男 性がマカオのカジノで1300万香港ドル(約2億円)もうけた後、700万香港ドル(約1億1000万円)を所持して広東省珠海市の拱北口岸から 中国に入国しようとし、身柄を拘束された。拱北税関の管轄する閘国税関は今年最大の通貨の持ち込み・持ち出し制限違反事件だと発表した」とのこ と。なんでもこの男性、「銀行に預けようと思ったが、申告方法がよくわからなかったため」、リュックサックの中に総額700万香港ドルの紙幣を詰 め込んで通関しようとしていたそうです。

申告しなかったのは確かに悪いですが、このニュースで大事なのはそこではありません。筆者的にはやはり2億円勝てるんだということがこのニュース の骨子であり、やはりカジノには夢があるなと通関させられました。もちろんタネ銭もそれなりに必要かとは思いますが、桁がひとつかふたつ少なくて も良いですから一度は「申告方法がよくわからなかった」となるくらい勝ってみたいもの。そんなことを考えていたら、ついつい(まだ先ですが)マカ オへの航空便を予約してしまいました。今年の10月には「ある日本人男性が身柄を拘束された」、なんてニュースになってしまうことを期待しつつ。

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パチンコ・パチスロライター 喜納臭蔵

学生時代にパチンコ・パチスロの魅力に取り付かれて、はや30年以上。黎明期から始めたファン雑誌でのライター活動も20年を超え、このままずるず ると続けるしかないなと(やっと)覚悟を決める。ファン側の立ち位置にこだわるが故に副収入は一切ないが、なけなしの財布から年1回のマカオ旅行も継続 中。メールアドレス:kusazo@yahoo.co.jp

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