【水曜】第39回パチンコ雑誌ライター喜納臭蔵の視点

2015.01.28 / 連載

第39回 2015年一発目のマカオ

また行ったの、と言われましても面白いんだから仕方ありません。ということで先週、冬休みということで半年振りのマカオへ。さすがに前回(の様子 は本稿でダラダラと書かせて頂きました)の時から大きく変わったことはありませんが、それでもいくつが気になったことを紹介していきたいと思いま す。

まず喫煙者にとって大きいのは、今年の1月1日からサウナまで全面禁煙になったことですね(写真2枚目)。マカオのサウナと言えばアレですが、待合 室はおろか個室までタバコが基本的に吸えません。個室においては「一本だけ」みたいな感じで融通が効かないでもありませんが、数年前では考えられ ないほど禁煙エリアが広がっています。カジノ内も、これまでは喫煙できるエリアがあったものの、今年からは全面的に禁煙に。空港のような喫煙室を 設ければ、そこだけはOKではあるものの、打ちながらタバコを吸うということが全面的に不可能になりました。ただ個人的には、頭を冷やしにテーブ ルを離れるきっかけとして、これはこれでアリかなと。そのおかげか、今回はあまり負けませんでしたし(笑)。

また以前にも書いたタクシー事情ですが、行政側の指導もあってかかなり改善されていたようです。近年はメーターなんかガン無視で、交渉次第のボッ タクリが横行していたという状況だったのが、今回は状況が悪化する前レベルの感じで使えましたので。観光立国として行政側が危機感を抱いてのこと だと思いますが、やればできるじゃんと思った次第。

そして今回一番ショックだったのは、リスボアの地下を回遊している小姐(オネエちゃん)が一人もいなくなっていたこと。訪澳の直前に大規模な摘発があったという ニュースは聞いていたものの、まさか完全にゼロになるとは…。別にいたからといってどうしようということはないんですが(値上がりが酷いし)、マ カオの名物的存在だっただけに驚かざるを得ません。そしてニュースでは、これに絡んでマカオのカジノ王の身内も逮捕されているとか。こうなるとマ カオ単独というより、中国本土側の意向が強いのかなという邪推さえしてしまいます。

他のニュースでは中国本土の締め付けによってマカオへの観光客も減っているという話もありますが、少なくとも筆者が見る限りではいつも通りの賑わいで、まだまだ大丈夫なのではないかなと。カジノを含めた非日常を体験するには飛行機で5時間程度の距離というのはちょうど良く、また夏くらいに 行こうかなと懲りずに考えております。

 

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パチンコ・パチスロライター 喜納臭蔵

学生時代にパチンコ・パチスロの 魅力に 取り付かれて、はや30年以 上。黎明期から始めたファン雑誌でのライター活動も20年を超え、このままずるず ると続けるしかないなと(やっと)覚悟を決める。ファン側の立ち位置にこだわるが故に副収入は一切ないが、なけなしの財布から年1回のマカオ旅行も継続 中。メールアドレス:kusazo@yahoo.co.jp

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