【水曜】第36回パチンコ雑誌ライター喜納臭蔵の視点

2015.01.07 / 連載

第36回くる年@2015

あけましておめでとうございます。年末進行と忘年会ラッシュがひと段落した年末年始は、打ち逃していた機種を乱れ打ってビックリするくらい負けて しまいました。回らないホールには行かないと前回で書いたばかりですが、「パチスロはどうせいつも設定1」だからという自分への言い訳が仇となり…。 ひょっとしたらパチスロでがっつり抜ける年末年始はこれが最後だから、というホール側の強い意思さえ感じさせる状況だったということでしょうか。

2014年、パチスロのトピックといえば、やはり「規制」に尽きるのは間違いありません。高純増タイプが実質的に禁止され、またいわゆるリール遊 びといった擬似遊技も危うくなっています。結果、現在の市場で主流の「事故待ち」といった機械は、今年前半はまだ大丈夫だとしても、その先は供給 が減り続けることになりそうです。実際、メーカー関係者に話を聞くと、既に開発の主軸をノーマルタイプにシフトしているところも少なくなさそう。

それでも現在の開発力を考えれば、5号機初期のような壊滅的状況にはならないでしょう。それに筆者もそうですが、単価が下がって遊びやすくなる点 については歓迎するという意見も少なくありません。特に雑誌関係者は、あれこれ紹介する要素が多いAT機やART機が減って本を作るのは大変にな るとしても、前向きに考えている人がほとんどです。いくら高設定を打っても、薄いところを引かないと、さらにヒキに恵まれないと勝てない機械では 客側の財布がもちません。その結果が、昨年11月の最低稼働率という結果につながったんではないでしょうか。

そもそもパチスロファンって、ダラダラと打ちたい人が多いんです。下皿で揉んで、たまにドル箱に移せるようなスペックでいいんです。適合に苦しん だ5号機初期とは違い、今のノーマルタイプなら高設定を使えばちゃんと差玉も見せられる。色々な設定を使ってホール側がしっかり出玉の波を演出す れば、ひょっとしたら稼働は今より上がるかもしれません。

台粗という点においては大きく落ちるのは間違いありませんが、今までオールピンで機械任せの営業をしていたツケだと思ってあきらめるしかないで しょう。でもホールの頑張り次第では、他店との差別化できる大チャンスになるはずです。そのためには機械のことをしっかり勉強する必要があります が、そこは優秀な書き手が連載しているPidea webを見ていれば大丈夫かと。悲観的になるのではなく、やるべきことをしっかりやり、自らの力で良い方向に持っていく一年にしたいものです。

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パチンコ・パチスロライター 喜納臭蔵

学生時代にパチンコ・パチスロの 魅力に 取り付かれて、はや30年以 上。黎明期から始めたファン雑誌でのライター活動も20年を超え、このままずるず ると続けるしかないなと(やっと)覚悟を決める。ファン側の立ち位置にこだわるが故に副収入は一切ないが、なけなしの財布から年1回のマカオ旅行も継続 中。メールアドレス:kusazo@yahoo.co.jp

 

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