【水曜】第28回パチンコ雑誌ライター喜納臭蔵の視点

2014.11.12 / 連載

ファンからの視線が「回るん」に集まってます

業界関係者から、そしてもちろんファンからも注目を集めて開店した「大海3」。いくつかホールを回ってみましたが、かなりスタート回数に違いがあるようで…。あるホールからは「とにかく回せるし、回し過ぎくらいで使わないとダメですよね」という話を聞きましたが、そういうしっかりコンセプ トを理解しているところがある一方、そんなことはどこ吹く風というホールもチラホラと。ファンの間ではボッタクリとして有名なとあるチェーンで 打ったところ、確かにそのホールにしては回るかもしてませんが、とても足りるレベルじゃない。前述の、千円で25回以上回るホールのすぐ横にある のに、千円で20回がやっとのレベルって、よくそんな営業ができるなと逆に感心するほどであります。

きっとそのホールでは、頑張って回しているのかもしれません。でもファンだってバカじゃない。大海3がどういう機械なのか知ってますし、これを回さないホールは金輪際行かないくらいの考えを持っています。いうならば、踏み絵といったところでしょうか。大海3をしっかり回してくれるホールは 信頼できるんだなと思いますし、回さないホールは「ウチはボッタクリ店です」と正々堂々アピールしているんだと理解する。それで全体稼働が落ちた としても、これはもう自業自得です。またそういうホールほど、やたらと装飾にこだわったりしてるのが面白いもんですが、やればやるほど逆効果です から。わざわざ回らない大海3を打たせたら、それまで僅かながらあったかもしれない期待感をなくすだけでしょ。

でもそんなことしてホールの信頼を落とすだけならまだしも、「回るん」といっても回らないじゃんと大海3自体の、ましては他のホールの信頼まで落とすことになりかねません。そもそも回す気がないならなんで導入したんだろうと不思議にさえ思いますが、今からでも遅くはないのでしっかり回すよ うな運用を切に願いたいと思います。メーカーが覚悟を持って送り出した機械だからこそ、使うホール側だって覚悟を持つべきなので。

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パチンコ・パチスロライター 喜納臭蔵

学生時代にパチンコ・パチスロの 魅力に 取り付かれて、はや30年以 上。黎明期から始めたファン雑誌でのライター活動も20年を超え、このままずるず ると続けるしかないなと(やっと)覚悟を決める。ファン側の立ち位置にこだわるが故に副収入は一切ないが、なけなしの財布から年1回のマカオ旅行も継続 中。メールアドレス:kusazo@yahoo.co.jp

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