挨拶だけが仕事じゃないでしょ
かねてから過剰な接客というものが大の苦手でして、ウロウロしているだけでお辞儀をされたり、ましてや一周して戻ってくるとまた同じ店員がお辞儀 をしてきたりみたいな、表面上は丁寧なんだろうけど客の顔なんか一切見ていない機械的な動作なんです。そう思わせるホールはそれだけで入るのを躊 躇してしまいます。さらに片手を上げられて、どうぞみたいなジェスチャー。あれって何の意味があるんでしょう? とっとと打つ台を決めて、さっさ と負けてくださいね、としか受け取れないんですが……(考え過ぎ?)。接客に力を入れるより玉を出してくれたほうがよっぽど嬉しいんですが、玉を出せないから接客に 力を入れているのが現在のホールだということなんでしょうか。
それはさておき、接客に力を入れるのは悪いことではないのは間違いありません。過剰で鼻につかないものであれば、気持ちよく遊ばせるためには必要だと思います。でもやたらと挨拶は張り切るくせに、トラブル対応が全くできない店員が多いな、と感じることがしばしば。ホッパー詰まりや補給トラブルくらいでやたらと時間をとらせたり、役職者を呼んで直してもらったり。お前の仕事は挨拶をすることじゃなくて、トラブルに迅速に対応するこ とじゃないのかと説教したくなることも少なくありません。
またすれ違うときは丁寧にお辞儀をするのに、呼ばれて急いでるのはわかりますが椅子の背中に思いっきりぶつかっても何も言わずに通り過ぎてみたり、少量の玉を置いて放置されっぱなしの台をいつまでもそのままにしておいたりと、挨拶すべきところでしなかったり客がどうして欲しいのかを汲み 取ってくれなかったり。お辞儀の角度を教育するより、快適に遊べるように何をすべきかをもっと教育していただきたいと思います。
実際にホール運営に関わる人がファンとして他店で遊んでいる時、これはどうかなと思ったことを自店にフィードバックする。コンサルタントに高いお金を払わなくても、それだけで気持ちの良い接客ってできると思うんですけどね。
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パチンコ・パチスロライター 喜納臭蔵
学生時代にパチンコ・パチスロの 魅力に 取り付かれて、はや30年以 上。黎明期から始めたファン雑誌でのライター活動も20年を超え、このままずるず ると続けるしかないなと(やっと)覚悟を決める。ファン側の立ち位置にこだわるが故に副収入は一切ないが、なけなしの財布から年1回のマカオ旅行も継続 中。メールアドレス:kusazo@yahoo.co.jp