【水曜】第25回パチンコ雑誌ライター喜納臭蔵の視点

2014.10.22 / 連載

必要な改善は早急に

ここ数年、筆者のホール選びにとって大きな要素になってきたのが各台計数機かどうかという点であります。設備にお金をかけるなら、その分 出玉で還元して欲しい——。もちろんこれは大前提としてあるんですが、ことパチンコの各台計数機は、あるとないとでは利便性が大違い。今や当たり 前となった台移動OKも、ドル箱を持って動くのではなくICカードやコイン一枚であちこち移れるというのは各台計数機ならでは。新機種を打ち散らかしたい筆者的には、それだけで大きなメリットになります。また端玉をきっちり調整できるというのもありがたく、これは端玉分を打ち込んでくれる ということでホール側のメリットにもなるのかなと思います。

出玉感がなくなるから各台計数機はちょっと…、という話も聞きますが、出玉感ってそこまで大事なのかなと。歩くのに支障があるほど箱を積んでいる (でも半分は空箱)ホールもありますが、何かトラブルがあった時にどうするのかと他人事ながら心配になることも。宣伝みたいになっちゃいました が、ユーザーの利便性が高まることは積極的に導入すべきだと思います。

で、いつも通り各台計数機のホールで打っていた時のこと。某メーカーの機種で大当りして下皿のレバーを引いたら、玉がボロボロこぼれやがるんで すよ。ちょっと下皿に溜めすぎたかなと思い、注意しながらレバーをちょっとずつ引くようにしても、やっぱりこぼれる。どうやら玉抜き穴と各台計数機の受け皿の位置が、微妙にズレているんですね。普通のドル箱ならちょっと動かせば済む話ですが、固定されている各台計数機ではどうしようもなし。それじゃあ手で移そうと思っても、下皿と受け皿の隙間がほとんどないから、それも無理。結局こぼれた玉を拾いながらの大当たり消化で、「猛烈 宇宙交響曲・第七楽章『無限の愛』」を楽しむこともできず無駄なストレスを抱える結果となりました。

これは一部のメーカーの下皿と一部のメーカーの各台計数機の受け皿の組み合わせで発生する問題になるかと思いますが、。クリアファイルみたいなも のを加工して付ければ解決するとしても、ホール側では構造変更とかの話にもなってくるのでなかなか難しそう。となればやはり各台計数機のメーカー で早急に対策すべきことかと思いますが、数ヶ月に渡って放置されているということは問題を認識していないのか、それとも対策する気がないかのどちらかになるのでしょうか。当たらないストレスは仕方ないけど、こういった無駄なストレスを感じさせることは極力排除すべきだと思いますので、ホー ル側はこういうことがありますよとメーカーに上げるべきだし、メーカー側には早急な改善を行っていただきたいものであります。

——————–
パチンコ・パチスロライター 喜納臭蔵

学生時代にパチンコ・パチスロの 魅力に 取り付かれて、はや30年以 上。黎明期から始めたファン雑誌でのライター活動も20年を超え、このままずるず ると続けるしかないなと(やっと)覚悟を決める。ファン側の立ち位置にこだわるが故に副収入は一切ないが、なけなしの財布から年1回のマカオ旅行も継続 中。メールアドレス:kusazo@yahoo.co.jp

パチンコ・パチスロライター, 喜納臭蔵, 水曜