【水曜】第15回パチンコ雑誌ライター喜納臭蔵の視点

2014.08.13 / 連載

たまには休んでもいいと思います

世間はすっかりお盆休みで、筆者の仕事場がある都内のオフィス街は閑散としております。しかしライターなんていう自営業は年中無休でありまして、 日々雑務をこなさなければなりません。もちろん空いた時間にはホールで新機種を打ったりしてるんですが、やはりお盆期間は厳しいですね。ただでさえ回らない&設定が期待できないのに、それに輪をかけてという感じで。回収する時にしっかり抜いて、出す時にはちゃんと出す。ならいいん ですが、最近はそういうことも……。

それはさておき、お盆休みだろうが正月だろうが、ホールさんには基本休みがありません。稼ぎ時だからそれも当然とはいえ、年中無休にそこまでこだわる必要があるのだろうかと思うことも。今でも入れ替え時には強制的に休みを取らなければならない地域もあるわけですし、少し前なら都内のオフィ ス街では日曜日を休業日にするところも珍しくありませんでした。またかなり前ですが、お盆期間は(きっと従業員の都合もあるんでしょう)早仕舞いするホールも田舎にはあったりして、休むことが普通のことだった時代もあったわけですし。

最近では震災後に輪番休業が行われ、一部に守らないホールがあったにせよ、特にトラブルもなかったと記憶しております。またホールが そうだとはいいませんが、飲食では年中無休かつ24時間営業にこだわるあまりブラックという批判が集まっている会社もあります。むろん稼ぎ時に休 もうということではなく、そうではない時に休むことで従業員も、また休みがほとんどない店長さんもリフレッシュできるだろうし、社会的なアピール にもなるんじゃないのかなと。

あるホールが震災後「夜を照らすホールの灯りは社会的に意義のあること」とおっしゃってましたが、筆者はかなり違和感を覚えました。そこまでガツ ガツしなくてもいいのではないかな、と。まだまだ暑い日が続きますが、そんな時にはアイスでもかじりながら公園の木陰で呆けるのも大事なこと。息 抜きのために存在する娯楽産業なんだから、たまには自ら息抜きをすることも必要ではないでしょうか。

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パチンコ・パチスロライター 喜納臭蔵

学生時代にパチンコ・パチスロの 魅力に 取り付かれて、はや30年以 上。黎明期から始めたファン雑誌でのライター活動も20年を超え、このままずるず ると続けるしかないなと(やっと)覚悟を決める。ファン側の立ち位置にこだわるが故に副収入は一切ないが、なけなしの財布から年1回のマカオ旅行も継続 中。メールアドレス:kusazo@yahoo.co.jp

 

パチンコ雑誌ライター, 喜納臭蔵