若者や新規ユーザーをパチンコ業界に取り込むVtuberたち

2023.02.14 / その他情報

「バーチャルYouTuber」という言葉を知っているだろうか。YouTube上で2Dや3Dのキャラクターを使って活動するYouTuberのことだ。動画や生配信では、実際にキャラクターたちが動きを持って投稿されている。既知の方も多いと思うが、パチンコ業界でも、平和が「霧島ハル」「霧島ルナ」といったキャラクターを用いて自社の機種のPRを行なっている。

 そんなVtuberたちが今、若者や新規ユーザーの取り込みに一役買っている。

ANYCOLOR株式会社が運営する「にじさんじ」は、バーチャルライバーグループで、2月11日から12日にかけて「第2回にじさんじバーチャルパチンコ大会」を開催した。

本会のルールは単純で、差玉での点数と各機種ごとに設けられたミッションで競い、差玉とミッションのポイント数が多かった人が勝ち抜けていくブロック戦となっている。

注目したいのは本企画の合計再生回数だ。予選動画で、各Vtuberたちの再生回数を合計してみると、2月14日時点で、約240万再生を超えている。決勝も合計約100万回再生と、拡散力だけをみると、パチンコライターや演者をも超える力を持っていることが分かる。

さらにこうしたVtuberたちの動画はハイライトシーンや面白発言がユーザーによって切り抜かれ、動画として投下されるため、さらに拡散をされるのだ。

アニメやマンガを好む視聴層を抱えるVtuberと、パチンコ業界にシナジーがあることは間違いない。こういった企画によって、若者や新規ユーザーがパチンコホールに足を運ぶ機会になれば、この上なく嬉しいことだ。今、問題である「若者のパチンコ離れ」を防ぐためにはこのような業界外の動きも取り込み、新しい風を吹かせることが必要になるはずだ。

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