香港で過去最大の違法賭博組織を摘発

2014.06.12 / カジノ

6月9日、香港警察当局は違法のサッカー賭博に関わる犯罪組織を摘発した。

この組織が扱う違法賭博の掛け金は1日あたり5億香港ドル(約65億円)とされ、その規模は香港史上最大だ。地元警察は、「今回の摘発は、目前に迫るブラジルW杯に対し違法賭博に関わる犯罪組織への強い警告」として、「同様の摘発は今後も続くだろう」と述べている。

違法賭博摘発への動きは、香港、マカオ、広東省の各地域が合同で進めており、犯罪組織の地域間のお金の流れや違法賭博を提供するウェブサイトなどへの監視を強化している。 香港で合法な賭博となっているのは「香港ジョッキークラブ(香港賽馬會)」が主催する「競馬」や「サッカーくじ」、日本のロト6に似た「マーク6(六合彩)」のみと。香港の現地紙「サウスチャイナモーニングポスト」によれば、昨年、香港で行われたサッカーや競馬など違法なスポーツ賭博の取引額は5000億香港ドル(約6兆5000億円)と試算されており、客は120億香港ドルを賭けで失ったと報じている。

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