製造業者遊技機流通健全化要綱などを報告/余暇進理事会

2016.02.02 / ホール

1月26日、一般社団法人余暇環境整備推進協議会(余暇進/笠井聰夫会長)は第145回理事会および1月度定例部会を東京都港区の航空会館で開催した。

理事会では、昨年12月25日に発表した遊技くぎに関する業界6団体合意書「ぱちんこ遊技機の撤去回収等に関する声明」の件や、日工組と日電協からホール関連団体事務局に説明された「製造業者遊技機流通健全化要綱」の件などが報告された。

この他報告事項として、理事より先般ニュースで報じられた「防犯カメラ映像のネット流出問題」を受けて、ホールにおける防犯カメラ映像の流出の有無ならびにセキュリティ対策上の注意点が報告された。

1月度定例部会(勉強会)では、ダイコク電機株式会社の山岸義幸DK-SIS室長が「DK-SISで見る現状と2016年」と題した講演を行った。山岸室長は「2016年中は遊技機の入れ替えに関して、高射幸性遊技機リストに基づき、リスト機種の適時減台を全ホール団体で合意していることに加え、遊技くぎの問題に絡み、検定機と性能が異なる可能性のあるぱちんこ遊技機についても撤去を行う必要性が生じている」と述べた。

また、今後、ホールの遊技機が大きく変わっていくことが予測される中、DK-SISを参照した稼働時間や台粗利の推移といったマーケット情報と、新たな開発基準に基づき市場に登場してくる遊技機の性能考察、損益分岐割数の変更にともなう注意点などを説明した。

写真2は講演を行ったダイコク電機の山岸氏

一般社団法人余暇環境整備推進協議会, 余暇進, 笠井聰夫会長