自分が行きたくなるお店を公式にすると……
2019.07.07 / 連載【日曜】ド底辺ホール復活プロジェクト
コンサルティングの現場より(221) 必要なのは「シンプルな思考」
皆さん、こんにちは。アミューズメントビジネスコンサルティング株式会社の林です。今日は7月7日の日曜日。パチンコにとってある意味「特別」な数字が並んで且つ日曜日です。こうなるとパチンコファンは「なんとなく、出しそうかな」と考えて来店される方も多いと思います。
言うまでもなく業績の向上には「期待に応える」ことが必要です。お客様が満足するからその対価をいただけるのですから、パチンコ店においては「出すべき時に、出す」営業を徹底できるお店が支持を集めることになります。その意味で今日7月7日は、イベントのしづらい昨今では「千載一遇のチャンス」といえるはずです。
ただ、間違ってはいけないのは「期待に応える=出す」ではないという事です。もちろん「取る」営業ではいけませんが、「お客様の満足≒出る」であって決して「イコール」ではないです。
「お客様の満足」はいろいろな角度から考えることが出来ます。満足度は有名な「価値工学」という考え方によれば、
・満足度は、得られるものと失う(提供する)ものの比較で評価できる
とされています。これを計算式で表したのが「V=F÷C」です。

「機能」には出玉だけでなく付帯設備、遊技環境、空調、雰囲気、ハラハラドキドキ感などいろいろな要素があります。また、「費用」は金銭だけでなく導線、分かり易さ、時間、お店までの距離などいろいろな要素があります。つまり出玉は「イチ要素」でしかないのです。
逆に言えば出玉だけを追求しても効果が薄いとも言えます。上記の要素を複合的に考えて、トータルでの「満足感の訴求」が出来たお店が「お客様の期待に応える営業ができる(できた)お店」です。
私は計数管理を専門として活動している関係で数字を基にした支援が多くあるのですが、必ず上記のことを考慮するよう助言します。
低稼働に悩むお店の多くは数字に弱い傾向がありその影響で論理的な思考も苦手としていることが多いです。
難しく考えることはなく、「自分がお客様だとしていきたくなるようなお店」を考えるだけで上記計算式(V=F÷C)の意味とすべきことが浮かんでくると思います。その上で、数字的なことを加味して考えれば必ず業績は向上します。
数字も、営業も、「当たり前のことを当たり前に。感覚ではなく論理的に。」考えて営業をしていきましょう。
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アミューズメントビジネスコンサルティング株式会社 代表取締役 林秀樹
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1972年生まれ、福井県出身。大学卒業後、遊技機販売商社勤務を経てパチンコホール企業へ。エリア統括部長、遊技機調整技術部長などを歴任したのち、株式会社エンタテインメントビジネス総合研究所入社。2012年、40歳となったことを機に起業。細やかな調整技術と正確な計数管理力で、勘や経験に頼らない論理的なホール経営を提唱する。著書に「ジリ貧パチンコホール 復活プロジェクト」(幻冬舎)がある。
クレティ5年以上
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パチンコは、釘の問題もあるので、集客は難しい、やはりスロットに日にち指定で、力入れているホールは、集客してる傾向にある。
でも、所詮パチンコ屋は、機械が、一番重要なんだなあ。
6年弱
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確かに期待していた。
DSU6年弱
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7/7で大量開店待ち
中身は微妙
でも突っ込む方多数
打つ動機が欲しいのは分かりますが
養分集客日に成り果ててる
ハイハイちゃん6年弱
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ゾロ目はいまや当たり前なので、それだけで「期待値」があがるとは思えません。つまり、期待値に応える「出玉」はマストだと思うので、今ひとつ納得できませんでした。