準備せよ!10月から始まるマイナンバー/JAMCAセミナー

2015.08.27 / ホール

8月25日、一般社団法人日本アミューズメント・コンプライアンス協会(以下略JAMCA)は、マイナンバー法対策セミナーを浅草文化観光センターで開催した。

PiDEA.web連載陣でもある藤崎敏郎氏が代表となって立ち上げたJAMCAは、パチンコ業界がより高い地位を目指すべく、風営法以外の社内コンプライアンス(パワハラ、セクハラ、残業代の規定や人事ルールなど)に関するセミナーなどを今後行っていくという。今回のテーマになった住民票を有するすべての人に通知される12桁の識別番号「マイナンバー」は、年金番号と同様に特別な理由なしには変えられず一生使うものだ。今年10月からスタートする新制度だが、なかなか認知度が上がらない。税や社会保障に関する手続きで使用し、行政の効率化や国民の利便性が向上する反面、個人に関する重要なデータが詰まっているため取り扱いは今まで以上に注意をしなければならない。

第1部は大阪を拠点に組織活性コンサルタントを行うワイズコンサルティング代表の山下晶氏が「マイナンバー総務事務はこう変わる!」というテーマで講演を行った。マイナンバー制度の基本的な目的や役割を明確にし、導入スケジュールや業務フロー作成の手引きをした。第2部にはJAMCA理事の江ノ本淳氏が「マイナンバー制度の参考規程と、顧客対応などのポイント」を解説した。「アルバイトも必要」「法的に義務が課せられているので従業員から提出の拒否はできない」などに加えて、マイナンバーが施行された時にホールでどのような管理方法の変化があるか、グループ企業に転籍したケースはどうすればいいかなど、ホールの業務内容に具体的に落とし込んで解説した。

最後に藤崎敏郎代表理事は「店長研修でマイナンバーについてカリキュラムを組んだら『勉強になる』と店長たちも喜んでいました」と業界内でも関心が高まっていることを述べた。

写真2はワイズコンサルティング代表の山下晶氏
写真3はJAMCA理事の江ノ本淳氏
写真4はJAMCA代表理事の藤崎敏郎氏

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