業績不振店と優良店の会議の差について(林秀樹)

2019.10.11 / 連載

【金曜】ド底辺ホール復活プロジェクト
コンサルティングの現場より(234) 会議の進め方の違いは、結果に大きく影響する

 

 

皆さん、こんにちは。アミューズメントビジネスコンサルティング株式会社の林です。非常に厳しい稼働状況が続いています。そしてこの週末3連休は大型の台風が日本を直撃する可能性もあり、その影響であまり期待が出来ないことも考えられ、週明けの年金支給日までは今の状況が続くのではないかと思います。

そしてこれからの秋という季節は例年、現状よりもどんどん稼働が落ち込む時期です。

・この時期に何をするか

・この時期をしのいだ後、何をするか

今はこれらのことを会議、ミーティングにて確認していることだと思いますが、その会議の進行は適切になっているでしょうか。今回はその会議、ミーティングの進行手順についてお伝えしたいと思います。

 

私の支援先はほとんどすべてが厳しい営業のお店です。しかし、一部「優良店」と言われるお店にも支援に入っています。そういった優良店での会議と業績不振店の会議には明確に違いを感じます。

ただ、その違いはちょっとの差だったりします。たとえば優良店の会議は以下のような進行が普通です。

 

・資料は遅くとも開催の一日前までに出席者に届く。(通常、2日前までに)

・時間厳守。(開始のことではなく、終了時間)

・会議時間は短い。

・全員が発言をする。

・会議中は目の前の会議に集中する。

 

「そんなことは当たり前」と思うかもしれません。ではその「当たり前のこと」がどれだけ実際に行われているでしょう? 私の知っている業績不振店ではだいたい、

・資料は当日開始時に配布、資料もなく口頭のみの場合もあり。

・開始時間に集まらないことが多々ある。

・終了時間が決まっていない。

・会議時間が長く、だらける。

・一部の人しか発言をしない。だいたいにおいて立場が低い人の発言はない。

・会議中も電話や業者対応を優先する。突然のアポなし訪問も優先。

といったことが普通に見られます。いかがですか?心当たりがあるのではないでしょうか。これらはすべて「意識の差」でしかないです。仕事に対する姿勢の差です。

 

姿勢の差は必ず結果に影響します。

あれがない、これがないと嘆くのではなく、まずは自分の取り組み姿勢を見直してください。上記のこと、自分の気持ちだけで改善可能なことばかりです。優良店の差は、3大経営資源のなかでも「ヒト」の差がとても大きいです。

 

 

 

 

 

 

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アミューズメントビジネスコンサルティング株式会社 代表取締役 林秀樹
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1972年生まれ、福井県出身。大学卒業後、遊技機販売商社勤務を経てパチンコホール企業へ。エリア統括部長、遊技機調整技術部長などを歴任したのち、株式会社エンタテインメントビジネス総合研究所入社。2012年、40歳となったことを機に起業。細やかな調整技術と正確な計数管理力で、勘や経験に頼らない論理的なホール経営を提唱する。著書に「ジリ貧パチンコホール 復活プロジェクト」(幻冬舎)がある。

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