三木流「マジハロ5」の評価は?
2015.12.26 / 連載【土曜】三木貴鎬のパチスロ機械選定セミナー
皆さんこんにちは!!81回目の連載になりました。今回は「マジカルハロウィン5」(KPE)納品2/21~の評価です!! シリーズ6作目となるマジハロ5が2月中旬に登場。過去に好評だったA+ARTタイプにスペックが戻りました。
<ボーナス>
■赤7BIG:256枚
■青7BIG:200枚
■異色BIG:176枚
■REGボーナス:48枚
<ボーナス確率>
■BIG合算確率
設定①:1/329
設定②:1/329
設定③:1/329
設定④:1/329
設定⑤:1/310
設定⑥:1/300
■REG確率
設定①:1/339
設定②:1/339
設定③:1/339
設定④:1/339
設定⑤:1/329
設定⑥:1/300
■ボーナス合算確率
設定①:1/167
設定②:1/167
設定③:1/167
設定④:1/167
設定⑤:1/159
設定⑥:1/150
■ART初当たり確率
設定①:1/376
設定②:1/334
設定③:1/341
設定④:1/299
設定⑤:1/315
設定⑥:1/272
■出玉率
設定①:97.1%
設定②:98.6%
設定③:100.4%
設定④:104.2%
設定⑤:107.1%
設定⑥:110.7%
<通常時>
ベース:32G/50枚
コイン単価:2.4円(設定①)
天井:777G(ボーナス間)
■通常時は100G周期で高確へと移行するシステム
<ART>
純増1.0枚/G
セット数上乗せタイプ
■カボチャンス(通常ART)
1セット30Gor100G
■キングカボチャンス(上位ART)
1セット30Gor100G
ベル成立時の1/4でARTストック
■悪カボチャンス(上位ART)
1セット30Gor100G
上乗せ発生時は、ループストック抽選も同時に発生
ループストック率50%~80%
■スーパーカボチャンス(プレミアムART)
5セット+80%継続
平均26セット
<感想>
筐体はハイスクールD×Dと同じもので、特に役物などないオーソドックスな液晶機でした。液晶演出も大きな上積みはないものの無難な仕上がりで、マジハロらしさが随所に見られ、後継機らしい出来でした。
スペックは純増1.0枚のA+ARTで、当たりやすさ重視の遊べる設計になっています。マジハロシリーズはマジハロ2が最も評価が高く、今回はそのスペックを意識してA+ARTに戻りました。
新しく追加された悪カボチャンスではループストックが発生して、内部的にいくつ貯めたか分からないような仕組みになっています。マジハロでは何個貯まっているかを考えながら打つのが楽しく、自分が予想していたセット数を超えて継続したときのドキドキ感が醍醐味なので、悪カボチャンスが追加され魅力が増した印象です。
スーパーカボチャンスも平均期待値で26セットと非常に高く、初当たりの軽さに加え一撃性も感じられるゲーム性となっています。ただ、純増枚数は1.0枚と少なくボーナス比率もREG比率が高い仕様なので、出玉の増加速度は遅く、ギャンブル好き層が敬遠する可能性もあるジャンルです。
過去のマジハロ2や3が高稼働していたホールでは、間違いなく本機も稼動貢献すると思われますが、そうでないホールでは無理に導入する必要はなさそうです。本機はマジハロファンからの前評価は高く、マジハロファンのための新台。評価が高かったゲーム性を採用しているので、大コケするようなことはありません。
大型店なら最大5~6台ぐらい、小型店では最大2~3台、自店の客層を考えて導入台数を決定したいところです。販売台数は1万台で少なく、低貸しでの稼動も良さそうな新台で中古価格もあまり値下がりしないことが予想されるので、導入して損はないと思われます。
今年最後のコラムになります。皆様1年ありがとうございます!来年も激動の時代になりそうですが少しでも皆様のお役に立てるよう精進いたしますので来年もよろしくお願いいたします。
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三木貴鎬
1972年生まれ。中央大学商学部卒。神奈川県をはじめ、東京都や千葉県などのスロ専で勤務。グループの複数店舗を指揮する統括部長などを歴任し、2007年に独立。経験を生かしてコンサルタントに転身。2010年に都内にモデル店舗としてスロ専をオープン。現在もパチスロを中心に精力的にセミナー や講演会を行う。