三木流、悪魔城ドラキュラLoSの評価は?

2017.06.09 / 連載

【土曜】三木貴鎬のパチスロ機械選定セミナー

皆さんこんにちは! 156回目になりました。今回は、KPE製「悪魔城ドラキュラ4~ロードオブシャドウ~」(納品7/2~)の評価です。前作の登場から5年ぶりとなる本機。シリーズ4作目となる最新作が7月に登場します。

<ボーナス>
■同色BIG:256枚
■異色BIG:200枚
■REGボーナス:50枚

<確率&出玉率>
■BIG合算確率
設定①:1/458
設定②:1/455
設定③:1/452
設定④:1/448
設定⑤:1/442
設定⑥:1/442

■REG確率
設定①:1/851
設定②:1/809
設定③:1/753
設定④:1/704
設定⑤:1/662
設定⑥:1/624

■ART初当たり確率
設定①:1/600
設定②:1/586
設定③:1/570
設定④:1/513
設定⑤:1/500
設定⑥:1/469

■出玉率
設定①:97.5%
設定②:98.5%
設定③:100.4%
設定④:104.1%
設定⑤:107.0%
設定⑥:111.2%

<通常時>
ベース:33G/50枚
天井:ボーナス・ART間999G

■魔力石モード(ART前兆)
20GG継続
滞在中は魔力石の数でART期待度を示唆
終了後、バトルで勝利すればART突入
ART期待度:40%

■タイタン決戦(自力CZ)
30G継続
ART期待度:50%

<ART>
純増1.5枚/G
セットストック×継続率(33~80%)

■ロードオブシャドウ(通常ART)
1セット30G+継続バトル10G
バトル勝利で次セットへ

■エンカウントゾーン(CZ)
BAR揃い確率1/10の高確率ゾーン
BARが揃えば、ストックバトルへ突入

■ストックバトル
勝率40%以上
バトル勝利でARTストック
更に追撃が発生すれば「エクストラチャンス」を獲得

■エクストラチャンス
報酬決定ゾーン
報酬は以下の4種類
①チェインバトル:ストックバトルの再戦
②ストックコンボ:セットストック1G連(継続率50%)
③ヴァンパイアロード決戦:セットストック特化ゾーン
④ヴァンパイアキラーボーナス:プレミアムボーナス

■ヴァンパイアキラーボーナス
ヴァンパイアロード決戦中でのボーナス成立で突入するプレミアムボーナス
消化中のレア役確率:1/8
ART平均ストック:10個


<感想>
筐体は、メタルギアソリッドと同様の、縦長の全画面液晶タイプ。液晶演出はメタルギアソリッドと同様に、映像クオリティは非常に高く美麗です。

スペックは純増1.5枚のA+ART。ART確率は少し重めでARTの継続を重視したスペックで、設計値的にはコードギアスR2と同程度となっています。オーバーストックシステムと名付けられた裏ストックの仕組みがあり、目に見えないストックがある分、自力感は減ります。

資料ではゲームフローが非常に複雑に見えますが、実際はオーソドックスなA+ART機。ART中の上乗せ特化ゾーンへのルートも2段階、3段階になっていたり、爆発のトリガーまでのハードルが高いため、ARTに入れば何とかなりそうな「ヤレル感」を演出していきたいところ。

過去の同シリーズのSISでの初週稼働は
悪魔城ドラキュラⅢ(2012年)21,534枚
悪魔城ドラキュラⅡ(2010年)22,876枚

オリンピア系もそうなのですが、上下液晶パネルの分離筐体の課題は遠目から見た時に、何が映っているか分からないことです。新台として認識してもらいにくいので、POPなどでカバーしていきたいですね。

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三木貴鎬(みき・たかし)

1972年生まれ。中央大学商学部卒。神奈川県をはじめ、東京都や千葉県などのスロ専で勤務。グループの複数店舗を指揮する統括部長などを歴任し、2007年に独立。経験を生かしてコンサルタントに転身。2010年に都内にモデル店舗としてスロ専をオープン。現在もパチスロを中心に精力的にセミナーや講演会を行う。

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