三木流、キン肉マンの評価は?

2017.03.24 / 連載

【土曜】三木貴鎬のパチスロ機械選定セミナー

皆さんこんにちは! 145回目になりました。今回は山佐製「キン肉マン3 夢の超人タッグ編」(納品4/16~)の評価です。前作から4年半を経て、キン肉マンの最新作が登場。評価の見極めが非常に難しいコンテンツ。今作はどうなのでしょうか。


<ボーナス>
ART特化タイプでボーナス非搭載


<確率&出玉率>
■初当たり確率
設定①:1/428
設定②:1/413
設定③:1/415
設定④:1/383
設定⑤:1/372
設定⑥:1/357

■出玉率
設定①:97.5%
設定②:98.6%
設定③:99.6%
設定④:105.1%
設定⑤:112.1%
設定⑥:112.3%


<通常時>
ベース:46G/50枚
コイン単価:2.6円
天井:1200G

■レア役TAGシステム
同じレア役を連続して引くとTAG状態(CZ高確率)に突入。

■友情モード(CZ)
10G継続
突入契機はTAG役
ART期待度:25%

■火事場のクソ力モード(上位CZ)
6G継続
TAG役または友情モードから突入
ART期待度:50%

■悪魔の小箱(CZ)
20G継続
レア役の単発から突入
ART期待度:50%


<ART>
純増2.0枚/G
バトル継続タイプ

■マッスルタイム(通常ART)
規定G数不定、バトル目成立まで継続。
バトル目成立後は、継続バトルへ
バトル発展時のステージで勝利期待度が変化
①麓リング:期待度66%
②ハワイリング:期待度75%
③魔界リング:期待度85%
④炎ステージ:期待度100%
⑤主題歌ステージ:次回バトルも勝利確定

■超人タッグバトル(継続バトル)
5~41G継続
平均勝利期待度:75%

■ガガガGUTS!!ボーナス(擬似ボーナス)
30G固定の擬似ボーナス
消化中はバトル勝利ストック抽選

■悪魔将軍バトル
8G固定
超人タッグバトル勝利後の一部で突入
バトル勝利で夢の超人タッグトーナメント+超人必殺技が確定
勝利期待度:40%

■夢の超人タッグトーナメント(エピソードART)
1セット:エピソード12G+バトル6~34G
継続期待度:80%
終了後は超人必殺技に突入

■超人必殺技(上乗せ特化ゾーン)
平均勝利ストック6個


<感想>
筐体はモンキーターン3などと同様のオーソドックスなタイプ。液晶左には可動式のキン肉マン役物、液晶右には球体のサブ液晶が搭載されています。サブ液晶には、様々な超人の顔が表示されメイン液晶との連動で液晶演出の質を向上させています。超人タッグ編はキン肉マン好きには人気のシリーズで、人気キャラが勢揃いしていました。

スペックは純増2.0枚のART特化。初代のゲーム性を継承したG数不定のバトル継続タイプです。

初代との違いはバトル突入目が初代のようなREGボーナスではなく、ただのチャンス目。なのでバトル突入時に出玉が増えることはなく、とにかくバトル目を引かない方が得をする仕様です。今作はバトル勝利のストックがあるので、いつ終わってしまうかハラハラするG数不定タイプでもロング継続時の安心感がありました。

現時点ではバトル目の成立確率は不明(おそらく奇数偶数設定による違い、ARTレベルによる違いなどあり)。軽すぎればARTがあっさりと終了してしまうので、確率は気になるところです。

また、設定5と6の出玉率がほぼ同じです。設定5は差枚数重視の荒波仕様、設定6は勝率重視の安定仕様であることが想像されます。設定5では2000G消化時に66%の確率で設定看破が可能とのこと。設定6はおそらく安定して出るので設定看破が容易と想像できます。このことから設定5・6の設定看破は比較的容易だと想像しています。「看破が簡単すぎて高設定じゃないと稼働しない」という状況にならないように盛り上げていきたいところです。

キャラクターや液晶演出が良いので初期稼働には期待できそう。大型店なら4~5台くらい、中小型店ではバラエティーでオススメします。

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三木貴鎬(みき・たかし)

1972年生まれ。中央大学商学部卒。神奈川県をはじめ、東京都や千葉県などのスロ専で勤務。グループの複数店舗を指揮する統括部長などを歴任し、2007年に独立。経験を生かしてコンサルタントに転身。2010年に都内にモデル店舗としてスロ専をオープン。現在もパチスロを中心に精力的にセミナーや講演会を行う。

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