【金曜】藤崎敏郎「激的!スピードアップ仕事術」

2015.06.19 / 連載

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※日曜日から金曜日に移動しました!

藤崎敏郎の人材育成セミナー

仕事を要領よく片付けるコツは、優先順位と重要度を考えて、優先順位が高く、かつ重要度が高い仕事から片付けるべきだと言われています。ところが、これはとても正しいかもしれませんが、実戦的でないケースもあります。続けざまに仕事が飛び込んでくるケースです。このようなケースだと、重要度と緊急度の冷静な判断ができません。その判断の時間さえ惜しいくらい仕事が飛び込んでくるのですから。後でやろうと思っていたら、忘れてしまった、、、そんなケースはありませんか。忘れていたことによる時間のロス、そして、遅れたことによるトラブル処理でさらに時間のロスが発生するでしょう。

仕事がたくさん飛び込んでくる人の対応策は一つしかありません。その場で、即断即決で決めることです。これまでの3倍以上のスピードで判断して決めるのです。その時に、後でゆっくりと考えたらいいアイデアが出るとか、いい解決策が浮かぶとか思わないで判断することです。後で考えたたほうが、いい結果があったかどうかを振り帰ってみると、むしろ、仕事のやり忘れがあってトラブルになったことのほうが多いのではないでしょうか。

特に、経営者のように自分一人で仕事をしなければならない人は、重要度が低くても、飛び込んできた仕事をその場で解決していくのです。これまでの3倍のスピードで判断して解決しましょう。仕事の成果よりも決断するというスピードを重視していいのかもしれません。

そして、部下がいる人のケースの重要度と緊急度の振り分けの判断は、たった一つです。重要度の低いものは自分でやらないと決めることです。おそらく新規出店をどんどんしていく会社の経営者は、いつか、このような体験をするはずです。答えは一つです。ムチャぶりで良いので、能力のある部下にこれまでやってきた経営者の仕事の大部分を任せるのです。「やってやれないことはない、やらずにできることはない」という言葉があります。これは自分自身にいう言葉です。経営者(部下指導をする人)は、こう考えるべきです。「やらせてやれないことはない、やらせずにできることはない」

今回の格言は、

「やらせてやれないことはない、やらせずにできることはない!」

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株式会社パートナーズリンク社長 藤崎敏郎

元セブン&アイグループの本社スタッフ。その後パチンコチェーン店に入社。機械担当部長、営業部長として勤務する。その後、人事コンサルタントとし て独立。社員研修と人事コンサルティングで日本各地を飛び回っている。これまでに教えた受講者は10万人以上。業界誌にも複数連載し、ナンバー1社員研修 講師と言われている。取得資格:キャリアコンサルタント、販売士1級、社労士、米国NLPマスタープラクショナルコース終了、トレーナーコーチ、メンタル ヘルスマネジメント2級、宝地図ナビゲーター、レイキティーチャー、エネルギーマスターなど

http://p-link.co.jp/index.html(ホームページには各誌の書いた原稿を掲載中)

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