【金曜】藤崎敏郎「愛情と好感を与えるIメッセージ」

2015.09.25 / 連載

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※日曜日から金曜日に移動しました!

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メッセージの伝え方で、相手に好感を与えることもあれば、嫌な印象を与えることもあります。メッセージの主体者で三つの分類があります。

①  YOUメッセージ:「あなたはすばらしい」、「あなたはよく頑張った」などのようにメッセージの主体が「あなた」となるメッセージのことです。

YOUメッセージには評価されるような感じがすることもあります。だから、言われたほうはうれしくないケースもあります。メッセージの受け手が、そのメッセージを否定することもあります。例えば、「あなたは素晴らしい」と、いくら褒め言葉をメッセージにして相手に伝えても、「いいえ、そんなことはありません」と否定されてしまえば、効果はなくなってしまいます。

②  Iメッセージ:Iメッセージの後ろに「私は元気づけられた」、「私は嬉しい」などがつき、メッセージの主体が「私」となるメッセージのことです。

私がそう感じているんだということであり、このメッセージは受け取った人が否定できません。例えば、「あなたは素晴らしい能力があると、私は感じています」こう言われると否定のしようがないのです。また受け取った人が充実感を覚え、達成感を感じやすいメッセージになります。愛を伝える愛(アイ)メッセージとも言われています。

③WEメッセージ:「社長もよろこんでいた」、「会社として名誉なことだ」などのようにメッセージの主体が「組織」となるメッセージのことです。

WEメッセージはIメッセージ以上に受け取った人が充実感を覚え、達成感を感じやすいメッセージになっています。それは、組織に認められ、組織貢献ができたことが、ダイレクトに表現されているからです。例えば、「あなたのような素晴らしい能力のある人がいることは、会社にとって嬉しいことです!」このような表現になります。

効果的なIメッセージで会話するために、少しだけ意識すると習慣にすることができます。「私は~~」を入れて相手のことを褒めるのです。「私はあなたの~~が素晴らしいと思っている」という言葉を部下にかける習慣を持ちましょう。そして、日報や報告書のコメントもIメッセージで書くようにしましょう。部下との距離がとても近くなるでしょう。

今回の格言は、

「私は~~と思っていると部下を褒めよう!」

本は書店でも購入することができます。書店に置いてない場合は、タイトルと出版社名を言っていただければ取り寄せてくれますので、管理職用にたくさんご購入したい方がいましたら、書店での購入をお勧めいたします。

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株式会社パートナーズリンク社長 藤崎敏郎

元セブン&アイグループの本社スタッフ。その後パチンコチェーン店に入社。機械担当部長、営業部長として勤務する。その後、人事コンサルタントとし て独立。社員研修と人事コンサルティングで日本各地を飛び回っている。これまでに教えた受講者は10万人以上。業界誌にも複数連載し、ナンバー1社員研修 講師と言われている。取得資格:キャリアコンサルタント、販売士1級、社労士、米国NLPマスタープラクショナルコース終了、トレーナーコーチ、メンタル ヘルスマネジメント2級、宝地図ナビゲーター、レイキティーチャー、エネルギーマスターなど

http://p-link.co.jp/index.html(ホームページには各誌の書いた原稿を掲載中)

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