【金曜】藤崎敏郎「低い目標で成功体験!」

2015.07.31 / 連載

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※日曜日から金曜日に移動しました!

藤崎敏郎の人材育成セミナー

目標は高い方がいいと言う人が多いです。自分で限界を作らないで、大きな目標に向かっていけば、実現しなくても頑張りに見合った大きな成果が得られるだろうという考え方を話す人もいます。

それでうまく行く人は、そのやり方を取ればいいでしょう。ところが、いつも高い目標を立てていて途中で挫折して、結局、成果が出ないことの繰り返しをしていませんか。自分もそうだとしたら、部下の気持ちも分かるはずです。部下には指導のやり方を変えてみましょう。簡単な低い目標を立てさせるのです。それを実行させて成功習慣を身に付けさせるのです。達成した喜びがあれば、次もチャレンジする意欲が出てきます。

例えば、これまで全く縄跳びをしていない人が、「毎日、縄跳びを100回する」という目標を立てたとします。これは、実現しないケースがほとんどでしょう。簡単にできそうな目標にしてみるのです。初日は縄跳び1回、二日目は2回、三日目は3回、、こんな目標を立てて毎日継続していき、成功体験を積み重ねていくのです。すると、縄跳び100回という目標の実現も軽くできるようになっているでしょう。それ以外にも、例えば、本を1冊読むのが難しい人は、1日10分読むと決めて継続すればいいでしょう。いつか、1冊読むのが簡単にできるようになっています。

目標は低くして成功体験を積み重ねるのが大きな目標を達成する秘訣だと、大リーガーのイチローも話しています。日本のプロ野球で200本安打を達成した時に、最初から200本打つと決めていなかったそうです。毎日1本打つという低い目標を持って打席に立っていたそうです。その積み重ねで200本安打を打てたそうです。イチローは高校時代の練習の時も、この考え方を持っていたそうです。素振りの練習の時です。毎日10分の素振りをすると決めていたそうです。10分なら誰でもできそうな目標です。そう決めて始めると気楽なので苦にはなりません。すぐに練習を始めます。そして、結果として、いつも1時間以上素振りをしていたそうです。だから、一流の野球選手になったのです。

私たちサービス業で働く者たちの目標として、1日に固定客を一人作るように接しようと決めるのはいかがでしょうか。この継続が、大きな効果になることを信じて行動しましょう。ある不振店対策の責任者は、いつも、このことを話していました。すると徐々に客数が向上していったそうです。

今回の格言は、

「低い目標で成功体験を積ませる方がいい部下もいる」

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株式会社パートナーズリンク社長 藤崎敏郎

元セブン&アイグループの本社スタッフ。その後パチンコチェーン店に入社。機械担当部長、営業部長として勤務する。その後、人事コンサルタントとし て独立。社員研修と人事コンサルティングで日本各地を飛び回っている。これまでに教えた受講者は10万人以上。業界誌にも複数連載し、ナンバー1社員研修 講師と言われている。取得資格:キャリアコンサルタント、販売士1級、社労士、米国NLPマスタープラクショナルコース終了、トレーナーコーチ、メンタル ヘルスマネジメント2級、宝地図ナビゲーター、レイキティーチャー、エネルギーマスターなど

http://p-link.co.jp/index.html(ホームページには各誌の書いた原稿を掲載中)

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