【日曜】林秀樹「ド底辺ホール復活プロジェクト」第44回

2015.11.21 / 連載

金曜日から日曜日に移動しました。

コンサルティングの現場より(31)  時間管理、優先順位

皆さん、こんにちは。アミューズメントビジネスコンサルティング株式会社の林です。今日は11月22日、「いい夫婦の日」だそうです。家庭円満で生活が充実するためには仕事も充実していなければなりませんね。そんな風に効率よく仕事をこなし、余裕を持った仕事をするために考えてほしいのが「時間管理」です。

店長の仕事は多岐にわたり、そしてとても多忙です。特にド底辺ともなると当然人手も足りず、大手や強豪店のように職務分担という概念がないかのように、全てのことで検討と決断を迫られます。そんな時に一つ一つの仕事を順番にこなしていくような処理の仕方をしていたらとても仕事が追い付くはずもなく、残業だらけになって心身ともに疲弊して・・・。家庭も仕事も、結局どれもがおろそかになってしまいます。 このようにならないためには下記のように考えるべきです。

①  検討事項や決断すべき事項をリストアップする。

②  締め切りの近い順に並べ替える。

ただ、これだけです。これだけで劇的にスピードアップして効率的に処理できるようになるでしょう。また上記①②に追加して、抱えている仕事の順番を決めたら、

③  一つ一つを処理する(考える)時間割を決める。

④  その時間帯は当初決めたこと“だけ”の時間とする。

とするともっと効率よく処理していけます。できれば1週間単位で大まかにスケジューリングして、毎日翌日の時間割を決めていくようにするとよいです。

 「経営資源の選択と集中」、特に営業戦略を立てるときの弱者の戦略として用いられる言葉です。でもこれ、何も営業戦略だけに通じる言葉ではないのですよね。資源―この場合は人的及び時間的なこと―は強者にとっては有り余っているかもしれませんが、ド底辺の現場では限りあるものなのです。この限りある資源は有効に活用しなければなりません。

 与えられた“時間”という資源、このとても大切な資源を無駄に使うことのないように日々優先順位と締め切りを意識して、効率よく処理をしていきましょう。時間を有効に使えるかどうか、がド底辺脱却の重要なカギになりますよ!

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アミューズメントビジネスコンサルティング株式会社 代表取締役 林秀樹
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1972年生まれ、福井県出身。大学卒業後、遊技機販売商社勤務を経てパチンコホール企業へ。エリア統括部長、遊技機調整技術部長などを歴任したの ち、株式会社エンタテインメントビジネス総合研究所入社。2012年、40歳となったことを機に起業。細やかな調整技術と正確な計数管理力で、勘や経験に 頼らない論理的なホール経営を提唱する。

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