【日曜】林秀樹「ド底辺ホール復活プロジェクト」第38回

2015.10.13 / 連載

金曜日から日曜日に移動しました。

コンサルティングの現場より(25) 実行力をつけろ!

皆さん、こんにちは。アミューズメントビジネスコンサルティング株式会社の林です。今週はこの秋最後のビッグタイトル、CR牙狼の納品が開始されます。ただしド底辺ホールは機歴を積んでいないので導入できないか、導入できても少台数だったりします。しかしここで嘆いていても始まりません。CR牙狼が導入されるか否かにかかわらず今週のパチンコ業界は確かに活気が出ます。その大きな流れに乗っていくように頑張りましょう。

強豪と言われる店舗とド底辺店舗、その違いがどこにあるかというとズバリ、以下のとおりです。

・実行力、行動力

「わかっているのに、しない、できない」。ド底辺ホールの現場ではこのようなことが非常に多くあります。以前の連載でもお話していますが、ド底辺ホールの店長も決して知識面で劣っているわけではありません。むしろ大手よりも勉強熱心だったりします。しかし、せっかく得た知識を実践で生かしていないことは多いです。

人は誰でも変化を嫌います。今のままではいけないと思いながらもとりあえず今のままなら予測のつく未来が得られるからです。ところが変化を選択するとそうはいきません。自分の予測、想像の枠外に向かっていくことになるので不安になってしまいます。ここで強豪と言われる店舗ではチャレンジを選択します。「今のままではいけないのだから、動こう」となるのです。そういった文化、社風が出来上がっているともいえるでしょう。

中小の強みの一つでよく、「ウチは社長との距離が近く階層も少ないので小回りが利く」という意見が出ます。確かにその通りです。しかし本当にその強みを生かしていますか?小回りが利く、というのは意思決定が早くスピーディに「行動に移せる、実行できる」となって初めて強みとなります。

いつまで今と同じ未来を手に入れるつもりですか?ド底辺の現状を打破したかったら、とにかく動かないとだめです。動かないと結果は変わりませんよ!

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アミューズメントビジネスコンサルティング株式会社 代表取締役 林秀樹

1972年生まれ、福井県出身。大学卒業後、遊技 機販売商社勤務を経てパチンコホール企業へ。エリア統括部長、遊技機調整技術部長などを歴任したのち、株式会社エンタテインメントビジネス総合研究所入 社。2012年、40歳となったことを機に起業。細やかな調整技術と正確な計数管理力で、勘や経験に頼らない論理的なホール経営を提唱する。

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