【日曜】林秀樹「ド底辺ホール復活プロジェクト」第29回

2015.08.10 / 連載

※金曜日から日曜日に移動しました!

コンサルティングの現場より(17)「時間」について考える

皆さん、こんにちは。アミューズメントビジネスコンサルティング株式会社の林です。それにしても日本列島、とにかく暑い!連日のこの暑さでは、なかなか仕事にも身が入らないかもしれませんね。しかしそうも言っていられない状況なのがド底辺ホール。がんばってこの夏を乗り切りましょう。そして一刻も早くド底辺から脱却しましょう。

さて、今日はいつもとちょっと違ったお話をしたいと思います。皆さんの周りに時間にルーズな人はいませんか?たいてい、一人や二人の顔が頭に浮かぶことだと思います。(まさか自分自身なんてことはありませんよね?) 時間にルーズな人というのは周囲からどのような印象を持たれているかというと以下のようなマイナスの評価ばかりです。

・だらしがない

・やる気が感じられない

・信用できない

「仕事は一人ではできない、チームでやるもの」ですから、こういった時間にルーズな人はチームの和を乱し、皆のパワーをそいでいく存在だといえます。でも、上記のようなことは誰でも理解はしていることでしょう。実は今日はそういった当たり前の話がしたかったわけではありません。

「Time is Money」、それなりの年齢の大人ならば誰でも知っている言葉です。「時は金なり。時間を無駄にすることはカネを無駄にすることに等しい。」という意味ですね。でもちょっと待ってください。お金は失っても取り戻せます。なくしたとしてもまた稼げばいいでしょう。しかし、失った時間は絶対に取り戻すことは不可能ですよね?無駄に過ごした時間は二度と手に入らないのです。だから時間というものは、本当はお金以上に貴重なモノだと思いませんか?ここで「時間を有限なもの」ととらえると、これまでに経過した時間というのは自分の命を減らしてきた時間と同じことだといえます。つまり「Time is Life(時は命なり)」なのです。

「そんなことは当たり前だ。」

そう思ったあなた、どっぷりとド底辺的思考に染まっています!もし本当に理解しているなら、ダラダラするような時間はなく、今目の前を全力で取り組んでいるはずです。そしてその全力で取り組んだ証としての「結果」を必ず手に入れていることでしょう。「結果=上昇への手応え」です。まだまだ時間を無駄に過ごしているから「結果」が得られないのではないでしょうか?

時間は有限、だれにでも平等に与えられています。この、等しく与えられた資源をどう使うかは自分次第。そしてその使い方の差が現状を生み出しています。ド底辺という現状を変えるにはもっと密度の濃い時間の過ごし方を選択してください。「Time is Life」ですよ!

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アミューズメントビジネスコンサルティング株式会社 代表取締役 林秀樹

1972年生まれ、福井県出身。大学卒業後、遊技 機販売商社勤務を経てパチンコホール企業へ。エリア統括部長、遊技機調整技術部長などを歴任したのち、株式会社エンタテインメントビジネス総合研究所入 社。2012年、40歳となったことを機に起業。細やかな調整技術と正確な計数管理力で、勘や経験に頼らない論理的なホール経営を提唱する。

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