【日曜】林秀樹「ド底辺ホール復活プロジェクト」第18回

2015.05.25 / 連載

※金曜日から日曜日に移動しました!

コンサルティングの現場より(6) 今すぐ動け!決して遅くはない!

皆さん、こんにちは。アミューズメントビジネスコンサルティング株式会社の林です。例年、5月はGWが終わったその翌々週は厳しい売上/稼働となる傾向があります。今年でいえば5/17以降がそれに該当し、そして今年も例外ではありませんでした(ちなみにGW翌週はそれほど落ち込みません。なぜなら大多数のホールではGW後の落ち込み対策として入替をするからです。そして3週目に急激に落ち込む、と)。そして結果的に5月度全体でみると「それほど良くなかった~という印象を受けます。さらに今年は特にGW自体も芳しくない結果でした。

それでも一部のお店は5/17以降の平日もしっかりと集客し、まずまずの数字を残しています。そういったお店とあなたのド底辺ホール、その違いの原因は何かを考えたことがありますか?

「あの店は海がしっかりとついているし、MAX機もまずまずの客付きだから。そういったお店は強いよね」

 このように考えたあなた!その時点で「負け組」です。ド底辺思考からまったく抜け出せていません。上記の言葉、「メイン機種の客付きがいい」というそれは単なる「結果、事象」です。表面に現れている結果の「要因」は何か、「なぜそうなのか、自分たちはどうしたらいいのか」を考えることをしないからダメなんです。

 「海、MAXの客付きがいい」という現在の状況は、今いきなり出来上がったものではありません。それまでに様々な努力をしているからこそこういった結果を得られています。販促、調整、打ち出し方などお客様へのアプローチを繰り返していって積み上げた結果なのです。

「海やMAXで同じように客がついてくればウチも良くなるよね」

こう考える時点でダメです。「ついてくれば」ではなく「つける」のです。振り返ってみてください。大多数のド底辺ホールでは「ウチは海が(MAXが)弱い」と嘆いています。そしてその言葉は3年前(もっと言えば5年前、10年前)から同じことを言っていませんか?いつも、いつも同じことを言って時間だけが過ぎて行っています。海やMAXが強いホールはそういった思考を断ち切って、「とし、やるぞ!」と決めて徹底的にやりきったからこそ結果を得ています。途中であきらめることなく。

今動かないと、1年後(もっと言えば3年後も)同じことを言っているでしょう。そしてその時に思うことは「3年前に動いていれば今頃は~」です。

ド底辺ホールから脱却するためには、まず動くこと!決して遅くはありません。今すぐに動いて、3年後に結果を勝ち取りましょう!

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アミューズメントビジネスコンサルティング株式会社 代表取締役 林秀樹

1972年生まれ、福井県出身。大学卒業後、遊技 機販売商社勤務を経てパチンコホール企業へ。エリア統括部長、遊技機調整技術部長などを歴任したのち、株式会社エンタテインメントビジネス総合研究所入 社。2012年、40歳となったことを機に起業。細やかな調整技術と正確な計数管理力で、勘や経験に頼らない論理的なホール経営を提唱する。

 

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