【出版インタビュー企画】
藤崎敏郎 出版インタビュー

◆ 藤崎敏郎「ムチャぶりで人を育てる23のコツ」出版記念インタビュー

 

 

PiDEA.web毎週金曜日連載の「人材育成セミナー」を担当している、人材コンサルタントの株式会社パートナーズリンク代表取締役藤崎敏郎氏が、5月28日にセルバ出版から「ムチャぶりで人を育てる23のコツ」を発売する。「正しいムチャぶりをすれば部下は育つ!」―。これまで企業研修で15万人以上に教えを説いてきた藤崎氏に、ムチャぶりとは何か、この本を誰に届けたいかなどインタビューを行った。

◆ 「他の人にはできないから、藤崎君お願い」。自身も愛のあるムチャぶりで成長した経験アリ

 

 

 

「『ムチャぶり、お、えぇやん、俺やってるやん』みたいな社長もいると思いますが、そこには愛がなければいけません」と、ダメなムチャぶりに釘を刺す藤崎氏

Q―この本を出版するに至った経緯と、藤崎さんが企業研修を請け負う中で、問題視していた部分を教えてください。

 

A―これまで15万人以上の社員研修をやってきて、本当に正しい教え方をしている人が少ないと思ったことが動機です。僕は日本全国で研修をやっているんですけど、直接教えられるのは一回の研修で30人くらい。月間で300人から400人が限界なんです。でも、本なら自分の代わりに月に1万人くらい教えられるかもしれない。本を読んでもらって、人材育成に関する「気付き」を与えたいと思い出版しようと思いました。

 

Q―著書「What is Karate?」で、極真空手を世界に広めていった大山倍達のようですね。

 

A―まさしく同じです。「こんなの効果あるのか」と言う人がでてくるかもしれませんが、とにかく一度読んでほしいです。空手だってやってみないと分からないですから。ただ、人材育成の「気付き」のきっかけには絶対になります。ぜひともチャレンジしてほしいですね。

Q―本書で紹介されてる「良いムチャぶり」って何ですか?

 

A―上司対部下の間に信頼や尊敬など人間関係がちゃんとできている状態で、愛をもってムチャぶりすることです。良いムチャぶりには愛があって、悪いムチャぶりには愛がない。細かい部分は本を読んで分かっていただけたらと思います。

 

Q―藤崎さん自身、ムチャぶりをされた経験はありますか?

 

A―昔、創業社長の下で働いていたこともあって、その人はとってもわがままでした。でも、その人の下で働くのは好きでした。なぜかと言うと、愛を感じたからなんですね。20代後半くらいの年齢で会社のナンバースリーのポストを与えられて、40代の先輩店長たちを相手に研修を行うよう命令されたんです。最初は「なんで僕なんですか!? ちょっと難しいです」と戸惑いましたが「他の人にはできないから、藤崎君お願い」みたいな、直接言われたわけではなかったですが、そう感じました。店長たちも「藤崎なんてハンマーで殴ってやるよ」とか「偉そうにしやがって」とか半分の店長から総スカンでした。ただ、試行錯誤しながらも、やっていくうちにできるようになっていったんです。

 

Q―その時の苦しい経験っていうのは自分をすごく成長させたんですね。

 

A―そうです。社長のムチャぶりが自分をすごく成長させましたね。「守・破・離」で、最後の離す段階ではちゃんとムチャぶりをむしろしないといけないんです。だからある程度実力のある人は突き放してみる。「お前、自分で考えろよ」と。その場で答えが出なくてもずっと考え続けているといい答えが出てくるんです。そうして自立型の人間が育っていくのです。

◆ 部下教育は子育てにも通ずる。育成担当者必見の小ネタ集などを監修した

 

 

 

Q―この本をどんな人に読んでほしいと思いますか。

 

A―一番読んでほしいのはやっぱり経営者です。部下を一番育てなくてはならないのは経営者なので。会社の方針は経営者で決まりますから。人を育てる風土を作りたい。そんな経営者に読んでほしいですね。

 

Q―一番理想なのは経営者がまず読んで、その経営者が「これいい本だから」って部下にも読ませていくことですね。

 

A―全員が読んだら必ず定着率が上がります。また、今回ペンネームで書いたのは、パチンコホールだけではなく、全業種対応の本にしたかったという理由があります。PiDEAの読者で言うと、販社やメーカーの方に読んでもらってもいいと思います。ビジネス的な応用だけではなく、家庭平和の秘けつも分かるんです。

 

Q―家庭平和というと例えば子育てですか。

 

A―そうです。部下教育は子育てと同じなので、本の内容は全部応用できます。ムチャぶりをしないと、子どもは大人になるステップを逃してしまうので、自立させることが必要になってきます。

藤崎氏は「部下教育をすることで、部下よりも育てた本人が一番成長するんです。
私自身がこの本の一番の読者で、一番成長しました」と新著をオススメする

Q―本書は内容盛りだくさんですが、パチンコ業界の現場の店長たちにオススメの項目というと何かありますか。

 

A―本当は全部オススメしたいのですが、特に選ぶとしたら158ページの「いい会社をつくる上司になるコツ」という内容があります。50項目のチェック表があってそれを守ればいい会社をつくることができるなど、経営的な観点で書いてあります。詳しいポイントは本に書きましたが、「会社に望むばっかりになるんじゃなくて、自分が何をやるべきなのか」を見つけることが大事なのです。

Q―なるほど。他には?

 

A―92ページに「部下指導で勘違いしてはいけないコツ」を書きました。特に若い店長に結構多いミスで、何か問題があった場合に「正しい答え」を手っ取り早くもらおうとする。ビジネスというのはそんな正しい答えがたった一つあるわけではないので、その答えは自分でやりながら見つけるのが正解なんです。それを何度も繰り返してPDCAを回していくことで、正解に近づいていく。これがビジネスの本当の現場で戦う人のやり方なんですよ。その他には、社員研修を行う人向けに話のネタに使える内容を盛り込みました。例えば、「メラビアン効果」「ピグマリオン効果」「三人のレンガ積み職人の話」「コップに半分の水の話」などなど、これまでPiDEAの連載でも紹介してきたものも入っています。育成担当の方や経営者が会議の前フリなどにこういう話をすると、すごくいいと思います。

(著書説明)
◯タイトル:「ムチャぶりで人を育てる23のコツ」―悩みが3分で解決する部下指導術―
◯著者:藤咲徳朗(藤崎敏郎のペンネーム) ◯発売日:2015年5月28日 ◯価格:1600円(税別)
◯サイズ/ページ数:B6判/200ページ ◯ISBNコード:978-4863672048 ◯発行/発売:セルバ出版/三省堂書店

◯内容:
・第1章 部下指導に失敗する上司の5つのタイプと成功する上司の3つのコツ
・第2章 「褒める・認める」で部下のやる気を引き出す5つのコツ
・第3章 初めて部下指導をする上司の対応5つのコツ
・第4章 初めて部下指導をする上司の心構え5つのコツ
・第5章 初めて部下指導をする上司の実践5つのコツ

 

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